米ドルステーブルコインUSDCが「Apple Pay」に対応

USDCが「Apple Pay」対応

米サークル・インターネット・フィナンシャル(Circle Internet Financial)発行の米ドルステーブルコイン「USD Coin(USDC)」が、Apple Payに対応したことが11月15日に発表された。

これによりユーザーは、iPhoneやApple Watch、iPadなどApple Payがサポートされているデバイスで、アプリやブラウザ上での決済時にUSDC決済が可能になったとのこと。暗号資産(仮想通貨)取引所で、ユーザーが暗号資産を購入する際にApple Payを使用したUSDC決済も可能になるとサークルは述べている。

また事業者側も簡単なAPIを統合してサークルの決済ソリューションに接続することで、Apple Payやその他の決済方法をテストできるとのことだ。暗号資産で支払いを受けつけている事業者は、同ソリューションを接続することにより、暗号資産を持たないユーザーからApple Payを通してUSDCで支払いを受けることが可能となる。

なお事業者がサークルの決済ソリューションに接続する為には、無料のサークルアカウントを開設し、Apple開発者アカウントを作成する必要があるとのこと。

サークルはUSDCのApple Pay対応について「NFTマーケットプレイスやゲーム、暗号資産取引所、暗号資産ウォレット、国境を越えた送金プロバイダーは、Apple Payとサークルでチェックアウトを簡単にすることで、サークルはそれらのビジネスの成長に貢献できる」と説明している。

なおApple Payでの暗号資産関連の対応としては、暗号資産ウォレットのメタマスク(MetaMask)が今年3月に決済対応している。Apple Payに対応するVisaやMastercardのデビットカードおよびクレジットカードで利用可能だ。

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参考:Circle
デザイン:一本寿和
images:iStocks/hapabapa

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/274708