分散型ビデオ「Livepeer(LPT)」、アプトス(APT)と統合

Livepeer、アプトスと統合

分散型動画ストリーミングプロトコル「ライブピア(Livepeer)」が、レイヤー1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」との統合を12月7日に発表した。

「ライブピア」は2017年にダグ・ペトカニクス(Doug Petkanics)氏とエリック・タン(Eric Tang)氏によって設立された、ブロックチェーンを基盤としたビデオストリーミングプラットフォームだ。

当初「ライブピア」は、イーサリアム(Ethereum)ネットワークを基盤にサービスを構築していたが、現在ではスケーリングや高い手数料問題を解決するため、イーサリアムL2スケーリングソリューションのアービトラム(Arbitrum)やポリゴン(Polygon/MATIC)にマルチチェーン対応している。

今回アプトスを統合したことによって「ライブピア」ユーザーは、今まで対応していたチェーンに加え、「アプトス」を選択して利用が出来るようになった。

ライブピアスタジオ(Livepeer Studio)のCEO兼共同創業者ダグ・ペトカニクス氏は「ライブピアネットワークが成長を続ける中、アプトスのようなエコシステムを構築している開発者は、ライブストリーミングやビデオNFTなどの豊富なビデオエクスペリエンスをプロジェクトに統合できることが重要です。アプトスのように開発者の成長という共通の目標を持つパートナーは、web3.0を拡大するための鍵となります」と語っている。

「ライブピア」はトークン「LPT」を発行しており、バイナンスやコインベース、ゲート、クラーケンなどの取引所で取り扱われている。またバイナンスUSなどでステーキングが提供されており、時価総額は現在およそ235億円である(12/12コインマーケットキャップ調べ)。

アプトス(APT)とは?

「アプトス」は、アプトスラボ(Aptos labs)によって開発されたプルーフオブステーク(PoS)ブロックチェーンだ。今年10月18日にメインネットがローンチされた。なおネーティブトークンAPTは、ネットワーク手数料やステーキング、ガバナンストークンとして使用される。

「アプトス」の開発を行うアプトスラボ(Aptoslabs)の創業者は、メタ(旧フェイスブック)のデジタル資産事業のディエム(Diem)の開発チームに所属していたモー・シャイフ(Mo Shaikh)氏とエイブリー・チン(Avery Ching)氏である。なお「アプトス」の開発言語はディエムが開発した「Move(ムーブ)」が採用されている。

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参考:ライブピアアプトス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/KTStock

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/282455