ユニスワップ(UNI)がユーザーのオンチェーンデータ取得開始、UX向上目的に

ユニスワップがユーザーデータ取得開始

分散型金融(DeFi)プロトコル「ユニスワップ(Uniswap)」を開発するユニスワップラボ(Uniswap Labs)が、ユーザーエクスペリエンス(UX)向上のために、ユーザーのオンチェーンデータなどの情報の取得開始を発表した。

ユニスワップラボは11月22日、新たなプライバシーポリシーのリリースを報告。ユーザーから取得する情報について、その使用目的など説明を行った。なおユニスワップラボは「透明性が重要であり、ユーザーを驚かせたくない」と前置きした。

ユニスワップラボは今回のユーザー情報取集にあたり大前提として、個人と紐づく「姓名・住所・生年月日・メールアドレス・IPアドレス」について、取得し保存することはないと明言。そしてユーザーデータについて、マーケティング目的による第三者との共有は行わないとした。

同社は「ユーザーデータとプライバシーを保護することが最優先事項である」としたうえで、「UX向上のためにデータ主導の意思決定を行いたい」と説明した。

このためにユニスワップラボがユーザーから取得するデータとしては「公開されているオンチェーンデータ」の他、「デバイスの種類」や「ブラウザーのバージョン」などの限定されたオフチェーンのデータなどであるとのことだ。

なおオンチェーンデータは、ユーザーのウォレットアドレスによるトークンの保有量や移動・スワップ・スマートコントラクトでの署名などのトランザクションが含まれる。また「デバイスの種類」や「ブラウザーのバージョン」は、接続されたウォレットから取得可能となるようだ。

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参考:ユニスワップ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artsstock・Maximusnd

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/276488