アニモカブランズジャパン、『バブル』『ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン』『GREAT PRETENDER』をNFT化し世界展開へ

アニモカブランズジャパン、IGポートよりライセンス許諾

アニモカブランズジャパンが、IGポートのグループ企業プロダクション・アイジー(Production I.G )およびウィットスタジオよりライセンス許諾をうけ、同社らが制作するアニメーション作品のNFT活用をグローバル展開することが分かった。

アニメ作品のキャラクターや名場面をNFT商品として販売するとともに、それらを通してユーザー同士の新しい楽しみ方、関わり方の構築を目指すと発表されている。

なおこのグローバル展開第1弾として、ウィットスタジオ制作のアニメーション『バブル』『ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン』『GREAT PRETENDER』の3作品が、NFTキャンペーンを6月より順次行うことが併せて発表されている。

『バブル』は現在劇場版が公開中の作品だ。ネットフリックス版についても全世界に向けて配信されている。また『ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン』および『GREAT PRETENDER』もネットフリックスで現在配信されている。

各NFT作品のキャンペーンについては、アニモカブランズのパートナー企業であるシンガポールのユーコレックス・インターナショナル(UCOLLEX INTERNATIONAL LIMITED)と、香港のマッドワールド・ホンコン(MADWORLD HONG KONG LIMITED)提供のプラットフォームを利用するとのことだ。

IGポートは今回のグローバル展開開始について「アニメーション作品をNFT化してグローバル展開することで、世界中のアニメファンが集うコミュニティを作り、映像を見るだけではなく、集めたり、つながりあったり、web3.0らしい多様で新しいアニメーション作品の楽しみ方に挑みます」と述べている。

今回はウィットスタジオの作品が対象となったが、今後はプロダクション・アイジーの『攻殻機動隊 SAC_2045』などもNFTとして販売される可能性も高いだろう。

アニモカブランズジャパンは、香港拠点のNFTゲーム開発企業アニモカ・ブランズ(Amimoca Brands)の日本子会社だ。

アニモカブランズは企業評価額が約5,700億円のユニコーン企業であり、世界各国で150以上のブロックチェーンゲーム・メタバース・DeFi(分散型金融)・暗号資産ウォレットなど様々な分野への投資を行ない、独自のWeb3.0エコシステムを構築している。

アニモカブランズジャパンは大手出版社、ブランド、教育、スポーツ競技団体、アスリート、アーティスト、ゲーム会社といった、日本の知財やコンテンツ(IP)ホルダーが世界に直接コミュニティを作り、国際市場への進出支援を目的に、昨年10月に設立されていたことが今年2月に発表されていた。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:アニモカブランズ
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Максим-Ивасюк・whitehoune

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/225052