ローチケNFTに新機能追加で更なる顧客体験の充実を目指す
ローソンチケットを運営するローソンエンタテインメントが、12月より「LAWSON TICKET NFT」でQRコードを通じてNFTを配布できる新機能の追加を11月11日発表した。この機能により、イベント主催者が発行したQRコードから、ユーザーは画像や動画と紐づいたNFTの取得が可能となる。
「LAWSON TICKET NFT」は、ブロックチェーン技術を活用したNFTサービスの1つで、ローソンチケットで販売しているコンサート・スポーツ・演劇などのイベントチケットを保管可能な記念チケットNFTとして販売するサービスだ。今年3月にNFTマーケットプレイスを運営するSBINFTと、ローソンエンタテインメントが提携したことにより、提供が開始された。
今回の機能追加は、イベント主催者からの会場内でのリアルタイムなNFT配布のニーズを受け実現したものとのこと。ユーザーは、会場内でNFT受取用のQRコードを読み取った後、自身のデジタルウォレットに接続して「LAWSON TICKET NFT」サービスのNFTの受け取りが可能となる。これによりコンサートやイベント会場などのリアルな場所で、無料の会場限定NFTを配布したり、新たなデジタルグッズとして有料のNFTを販売したりと、イベント主催者が顧客へ新たな価値を提供できるようになるという。
また、この機能を使用した取り組みの第1弾としてローソントラベルが企画する「NFT特典付き ローソントラベル鉄道ツアー」内において、限定NFT配布を予定しているとのことだ。「さようなら キハ28!いすみ鉄道全区間乗車&キハ28写真撮影会+限定NFT付き」ツアーは12月3・4日開催、「ありがとう!有終の美 いすみ鉄道 キハ28 × 小湊鐵道 キハ200 レトロ列車で行く房総横断&いすみ鉄道 キハ28写真撮影会+限定NFT付き」ツアーは12月24・25日で開催予定。これらのツアー参加者は現地で配布するQRコードにアクセスし、手軽に参加特典の「自分だけのシリアルNO.入り NFTツアー参加乗車証」を受け取ることができるとのこと。
NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/273924