テザーUSDTがニアプロトコル上で発行
米ドルペッグのステーブルコイン「テザー(USDT)」発行元のテザー(Tether)社が、USDTをニアプロトコル(Near Protocol)上で発行開始したことを9月13日に発表した。
ニアプロトコル(NEAR)は、分散型アプリケーションの開発促進を目的としたオープンソースプラットフォームで、2020年4月にメインネットローンチしたレイヤー1ブロックチェーン。多くのトランザクション処理を分散させ集約させる機能「シャーディング」を実装しており、その高い処理性能から「イーサリアムキラー」と呼ばれるブロックチェーンの1つとなっている。
テザー社の発表によるとニアプロトコルは、Dapps(分散型アプリケーション)に理想的な環境を提供するよう設計されており、同ブロックチェーン上には、現在700のプロジェクトが構築されているという。その為テザー社がUSDTの新バージョンを立ち上げる際、ニアプロトコルは最適なエコシステムであると説明されている。
なおUSDTは現在、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アルゴランド(Algorand)、イオス(EOS)、リキッドネットワーク(Liquid Network)、オムニ(Omni)、トロン(Tron)、シンプルレジャープロトコル(SLP)、アバランチ(Avalanche)、テゾス(Tezos)、ステートマイン(Statemine)などのネットワークで発行されている。
またテザー社は米ドルの他にも、ユーロやオフショア人民元、メキシコペソ、ゴールドにペッグされたステーブルコインをすでに発行している。これらはテザーの準備金によって100%裏付けられているという。
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参考:テザー
デザイン:一本寿和
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/258897