イーサリアムL2技術開発のスタークウェアが116億円調達、評価額急増
イーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューション開発を行うイスラエルのスタークウェア(StarkWare)が、新たに資金調達を行っていると、地元メディア「カルカリスト(Calcalist)」が3月10日に報じた。
報道によると、スタークウェアの評価額は60億ドル(約6980億円)で、今回のラウンドで少なくとも1億ドル(約116億円)を調達しているとしている。なお、出資者については明らかにされていない。
スタークウェアは昨年11月にシリーズCラウンドで5000万ドル(約57億円)の資金調達を行っており、当時の評価額は20億ドル(約2,300億円)であった。この資金調達はセコイア・キャピタル(Sequoia Capital)が主導し、パラダイム(Paradigm)、スリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital)、アラメダ・リサーチ(Alameda Research)などが参加した。なおイーサリアム創始者のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏もシードでスタークウェアに出資している。
シリーズCラウンドと比較すると、今回の調達ではスタークウェアの評価額は4か月で3倍に拡大したことになり、同社への注目度の上昇がうかがえる。
スタークウェアはゼロ知識証明を活用したブロックチェーンのスケーリングソリューションを開発する企業だ。ゼロ知識証明により、数百のトランザクションを1つに統合することで、ガス代を大幅に削減することを目指している。同社の技術はdYdX、Sorare、Immutable Xなどのブロックチェーンプラットフォームで利用されている。
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参考:Calcalist
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/201586