ASTR、ビットバンクに上場へ
日本発のパブリックブロックチェーン「アスターネットワーク(Astar Network)」のネイティブトークン「アスター(ASTR)」が、暗号資産取引所ビットバンク(bitbank)に上場することが9月22日発表された。9月26日よりビットバンクの現物取引所サービスにて取引開始予定だ。取引ペアはASTR/JPYで、最小注文数量/取引単位は0.0001ASTR、指値の最大注文数量は20,000,000ASTRとなっている。
ASTRはこれまでバイナンス(Binance)やクラーケングローバル(Kraken Global)など、大手海外取引所に上場していたが、今回初めて日本の暗号資産取引所へ上場することになった。
またビットバンクによると今回上場するASTRは「アスターネットワーク」上で発行されるネイティブトークンとのことだ。
なおASTR上場によりビットバンクは合計20銘柄の暗号資産を取り扱う予定だ。
アスターネットワークとは
アスターネットワークは、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドットのパラチェーンとして昨年12月に接続し、1月17日にメインネットローンチしたブロックチェーンだ。
ポルカドットは中心的な機能を果たすリレーチェーンと、そのリレーチェーンに接続される個別のブロックチェーンであるパラチェーンによって構成されている。ポルカドットリレーチェーンでは、スマートコントラクトをサポートしていない為、アスターはポルカドットへEVM(イーサリアムバーチャルマシン)やWASM(ウェブアッセンブリ)を提供することで、複数のブロックチェーンをサポートするマルチチェーンスマートコントラクトハブの役割を担っている。
またアスターネットワークでは、開発者支援の為にBuild to Earn(構築して稼ぐ)の仕組みである「dApp staking」有しているのが特徴だ。「アスターネットワーク」と統合したdAppやインフラストラクチャに対して、ユーザーが同ネットワークのネイティブトークン「ASTR」をステーキングすることで、開発者とユーザーが報酬を得られる仕組みとなっている。ユーザーは「dApp Staking」でdAppに「ASTR」をステーキングする事で、報酬を受取りながらも、開発者を支援することが可能となる。
なおアスターネットワークは、シンガポール拠点のステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)が開発を主導しており、同社のCEOも渡辺創太氏が務めている。
現在ASTRは、暗号資産(仮想通貨)取引所のフォビグローバル(Huobi Global)、OKX(オーケーエックス)、Gate.io(ゲート)、クラーケングローバル(Kraken Global)、クーコイン(KuCoin)、バイナンス(Binance)、バイナンスUS、クリプトドットコム(Crypto.com)などで取り扱われている。 また時価総額は約180億円となっている。(9/22 コインマーケットキャップ調べ)。
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【解説動画】アスターネットワーク(ASTR)とは?(ステイクテクノロジーズ 渡辺創太氏)
参考:ビットバンク
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/261038