P2Pビデオ通話アプリ「Keet」のα版をローンチ
米ドルペッグのステーブルコイン「USDT」発行元のテザー社、暗号資産(仮想通貨)取引所「ビットフィネックス(Bitfinex)」、P2P開発企業「ハイパーコア(Hypercore)」の3社が共同で、新会社「ホールパンチ(Holepunch)」を設立し、P2P無料ビデオ通話アプリ「キート(Keet)」のα版をローンチしたことが7月25日分かった。
「キート」は、従来のビデオチャットアプリのような中央集権的なサーバーやネットワークを運用する企業を介さずに、P2Pを利用してリアルタイムで音声やビデオ通話、テキストチャット、ファイル共有ができるサービスとのこと。そして決済APIには、ライトニング・ネットワークが活用されているという。
またこのアプリは、ユーザー同士がネットワーク上で、お互いの位置を確認して繋がれる分散型技術「Distributed Holepunching」が搭載されているとのこと。現在この技術は非公開ソースとなっているが、α版のテストが完了すれば、今年の10月から12月にオープンソースへ移行する予定だという。
なおこの技術の上でプロダクトを構築する企業には、デフォルトのマイクロペイメントシステムとして、テザーが発行するトークンがサポートされる予定とのことだ。
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参考:テザー
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Kenstocker
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/247243