SBIホールディングスとジャングルXが合弁会社設立
SBIホールディングスが、ジャングルXと合弁事業会社の設立を12月9日発表した。
この合弁会社「Neo Champion Pte. Ltd. (予定)」では、ジャングルXが国内にて権利を有する複数のビジネスモデル特許を活用し、web3時代の「スポーツ&ゲームコンテンツプラットフォーム」の開発・運営を行うとのことだ。
なおこのプラットフォーム内で消費・生産が可能な独自の暗号資産(仮想通貨)も発行予定とのこと。この独自トークンは1種類の発行予定で、IEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)による国内上場も見込んでいるという。
当初の想定として、このプラットフォームは育成型対戦ゲームとして運営がされていくようだ。
ユーザーが自身のソウルバンドトークン(SBT)を生成し、アイテムと合成することでキャラクターの生成やキャラクター育成および取引が可能となるという。なおアイテムおよびキャラクターはNFTとして取り扱う予定とのこと。そのキャラクターを使用した対戦ゲームをプレイできるようにするようだ。
また将来的にこのプラットフォームは、育成型対戦ゲームからユーザーが別の形で競技に関与可能なオリジナルリーグとして機能するイメージがあるようだ。
ユーザーは「リーグNFT」と呼ばれるNFTを購入することで、前述した育成型対戦ゲームに報酬配当が得られるリーグ関係者となることが可能になるという。トークンでチームの戦略や試合展開等に投票して、競技に関与をしていく形になるようだ。
またこのプラットフォームはDAO(自律分散組織)化も目指していく方針だという。プラットフォームで発行されたトークンは、ユーティリティトークンの他にもガバナンストークンとして機能し、コンテンツの拡充方針等への投票に利用されることが想定されている。
なお同プラットフォームの基盤にはポリゴン(MATIC)が採用されるとのこと。
ちなみに新会社「Neo Champion Pte. Ltd. (予定)」の資本金は2億円で、本社はシンガポール。また取締役Co-CEO(共同最高経営責任者)には、ジャングルX代表取締役社長の直江文忠氏と、SBI e-SportsのCEOである小谷雅俊氏が就任している。
ジャングルXは、ベッティング(賭け事)を軸とするスポーツブランド「ジャングル」の開発・運営を行う企業で、英国でライセンスを取得し、2018年3月に事業を本格始動させている。また手数料の代わりとして、マイナースポーツや障がい者スポーツのアスリートへ寄付を通して還元する仕組みを採用している。
なおジャングルXとSBIホールディングスは、先月11月に資本提携およびシンガポールでの合弁事業会社設立に関しての基本合意を締結していた。
その際にジャングルXは「オリジナルのスポーツリーグに関わる全員(ファン・クリエイター・アスリート・行政組織)が報酬を得られるweb3プロジェクトを、自社のビジネスモデル特許を用いながら本業であるスポーツベッティングのノウハウも活かしてリアル・デジタル空間両面において全世界に向けて展開し、スポーツ業界の抱える問題を根本的に解消していこうと考えている」と述べていた。
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参考:SBIホールディングス
デザイン:一本寿和
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/282433