NEAR財団、約142億円規模のVCファンドとweb3ラボ立ち上げ

NEAR財団がVCファンドとベンチャーラボ立ち上げ

ニアプロトコル(Near Protocol)のガバナンスと開発を支援するスイスの非営利団体「ニア財団(NEAR Foundation)」が、web3に関連した1億ドル(約142.2億円)規模のベンチャーキャピタル(VC)ファンドとベンチャーラボをローンチしたことを9月12日発表した。

またプロジェクトローンチにあたり「ニア財団」は、新たに設立された投資会社「ケアレスベンチャーズ(Caerus Ventures)」と戦略的パートナシップを締結している。

発表によるとこのVCファンドの初期クロージングは​​5,000万ドル(約71.1億円)となっており、シードからシリーズ A への投資目標を1億ドルとしている。

VCファンドおよびベンチャーラボは共に、web3に関連したカルチャーやメディア、エンターテインメントの進化に焦点を当てていくとのことだ。

「ケアレスベンチャーズ」創設者のネイサン・ピライ(Nathan Pillai)氏は「web3 技術が文化の体験、エンターテインメントの消費、価値の配分をどのように変えるか、そのユースケースはまだたくさんあります。ケアレスの原点はスポーツ、音楽、映画、テレビ、ファッション、アート、ゲームなど、すべての人に平等なプロジェクトを実現するための革新的な触媒になることです」とコメントしている。

またニア財団のCEOであるマリーケ・フラマン(Marieke Flament)氏は「私たちは、ケアレスがエンターテインメントのトークン化と権利とライセンスの分散化を前提とした、独自に差別化された提案と強固な投資論文を有していることから、ケアレスを支援することにしました。

このあたらしい経済において、あたらしいインセンティブ構造、ネイティブなビジネスと資金調達モデルは、クリエイターが自分たちが制作するものとその報酬をよりコントロールできるようになると信じています」とコメントしている。

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参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Myvector

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/259200