ジャスティン・ビーバーなど著名投資家らがMoonPayに8700万ドル出資
暗号資産(仮想通貨)決済スタートアップのムーンペイ(MoonPay)が、8700万ドル(約109.2億円)の資金調達を実施したことを発表した。
コンテンツ制作やファンエンゲージメントにおけるNFTの役割が拡大する中で、歌手のジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)やラッパーのスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)、テニス選手のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)、俳優ブルース・ウィリス(Bruce Willis)ら60名以上の投資家が出資参加している。
ムーンペイは今回の調達が、昨年11月に開示され、同社を34億ドルと評価したシリーズAの資金調達ラウンドの一部であると、4月13日に述べている。
ファンドマネージャー3iQ Digital Assetsのマネージングディレクターであるアレックス・マックデューガル(Alex McDougall)氏によると、今年これまでに600以上のクリプト(暗号資産・ブロックチェーンに関する総称)スタートアップが125億ドル(約1.5兆円)を超える資金提供をベンチャーキャピタルから受けたとのことだ。
「暗号資産やNFT取引の決済インフラを提供するムーンペイですが、私たちはコンテンツクリエイターが自らの作品を販売し、ファンと交流するために、よりいっそうNFTを利用することに期待しています」と同社CEOアイヴァン・ソト-ライト(Ivan Soto-Wright)氏は述べている。
NFTはブロックチェーン技術を利用して、トークンに紐づいた画像、動画、テキストなどのデジタルファイルを誰が所有しているか記録する暗号資産の一種とも言えるトークン規格だ。
なおムーンペイに出資した他の投資家として、ラッパーのドレイク(Aubrey Drake Graham)や、アデル・フューチャー・ヌル(Adel Future Nur)の会社ドリームクルー(Dreamcrew)、女優グウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)率いるキンシップ・ベンチャーズ (Kinship Ventures)、俳優アシュトン・カッチャー(Ashton Kutcher)とガイ・オセアリー(Guy Oseary)が支援するベンチャーキャピタルのサウンド・ベンチャーズ(Sound Ventures)、ザ・ウィークエンド(The Weeknd)として知られる歌手のエイベル・テスファイ(Abel Tesfaye)と彼のマネージャーのアミールエスマイリアン(Amir Esmailian)の名前が挙がっている。
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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Crypto firm MoonPay raises $87 million from Justin Bieber, Maria Sharapova, others
Reporting by Lisa Pauline Mattackal and Mehnaz Yasmin in Bengaluru; Editing by Vinay Dwivedi
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
images:Reuters
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/213812