シンガポール最大手の銀行であるDBS銀行が、今年度中に個人投資家向けの暗号資産(仮想通貨)取引サービスをローンチする計画があることを2月14日の決算発表会で明かした。
DBS銀行CEOのピユシュ・グプタ(Piyush Gupta)氏が、決算発表で参加者からの質問に「現在の顧客である機関投資家を超えて、サービスを拡大するための初期作業を始めている」と話した。
現在DBS銀行が提供する機関投資家向けの暗号資産取引サービスは、売買注文を行うためには銀行員に電話をする必要があるが、今年度中にユーザーが利用しやすい形に改善していくとのことだ。
DBS銀行は、同行が90%、シンガポール取引所が10%ずつ出資し2020年12月にデジタル証券取引所を設立した。そして日本円を含む4つの法定通貨(SGD、USD、HKD、JPY)とビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、XRPの4つの暗号資産間の交換サービスを提供している。
参考:DBS銀行
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デザイン:一本寿和
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/191470