「香川ファイブアローズ」がFiNANCiEでトークン発行
次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、プロバスケットボールチーム「香川ファイブアローズ」のトークン新規発行と販売開始を10月7日発表した。
「香川ファイブアローズ」は香川県高松市をホームタウンとして活動する、Bリーグ2部所属のプロバスケットボールクラブだ。Bリーグにおいて売上高・観客動員数・SNSフォロワー数のナンバーワンを目指し活動しており、今シーズンは「四国初のB1クラブを香川から誕生させる」を目標としているという。
なおBリーグ所属クラブとして「FiNANCiE」でトークン発行するのは9チーム目となる。「青森ワッツ」、「岩手ビッグブルズ」、「佐賀バルーナーズ」、「鹿児島レブナイズ」、「レバンガ北海道」、「信州ブレイブウォリアーズ」、「横浜ビー・コルセアーズ」、「仙台89ERS」がそれぞれトークン発行によるファンディングを実施済みである。
今回「香川ファイブアローズ」はトークン販売によるファンディングで集めた資金を、B1昇格に向けた第一歩として専用練習場の床の張り替えやトップチーム・アンダーカテゴリーの練習環境の向上に利用するとのことだ。
なお今回FiNANCiE上で発行されるトークンは「ファイブアローズトークン」として販売されるとのことだ。
「ファイブアローズトークン」購入者は特典として、チーム運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。なお「FiNANCiE」で発行されているトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。
現時点で発表されている企画案は、「香川スポーツビジネスサロンBY FIVE ARROWSへの参加」や「香川活性化プロジェクトへの参加」がある。
「ファイブアローズトークン」の初回販売期間は10月7日14時から11月21日21時が予定されている。
なお「ファイブアローズトークン」の販売メニューは全5種類が用意されている。公開されているメニューは10,000ptのものから300,000ptのものまであり、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。
それぞれのメニューでは、購入pt分の「ファイブアローズトークン」付与および前述した投票および抽選企画等への参加権とトークン保有数に応じた特典。そしてNFTとなる「初期サポーター記念コレクション」が提供される。
300,000ptの支援コースでは「ホーム会場でのコマーシャル放映権+観戦チケット」、100,000ptでは「香川スポーツビジネスサロン by Fivearrows質問権」が特典として用意されている。
なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。
「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、株式会社ファイブアローズの代表取締役である藤田秀彰氏より以下のコメントを得た。
『リーグは2026年から新リーグ構想の開始時期を迎え、1万人アリーナを舞台としたバスケットボールエンタテインメントが全国各地で繰り広げられます。私たちは2024年度、高松駅隣接地に完成予定の「新香川県立体育館」にホームアリーナを移転します。2024年度までの3年間は、基礎作りの大切な時期となります。今回のトークン発行によりできたコミュニティで、皆様のお知恵とお力をお借りしながら一緒に香川を盛り上げていきたいと考えています。皆様のご参加を心よりお待ちしております』
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/264647