米ストライプ、「Link」提供開始
米決済企業ストライプ(Stripe)が、法定通貨から暗号資産(仮想通貨)への変換ツールサービス「リンク(Link)」の提供開始を12月1日に発表した。
開発者は「リンク」のコードをDEX(分散型取引所)、NFTプラットフォーム、ウォレット、dApps(分散型アプリ)に直接コーディングして使うことができるようになった。なお「リンク」は複雑なKYC(顧客の本人確認)要件も満たしているとのことだ。また開発者は「リンク」のツールに対してカスタマイズ可能となっている。
そして「リンク」によりサービスのエンドユーザーは法定通貨を使い、NFTなど決済に暗号資産が必要なものを即時決済できるようになるという。またエンドユーザーは、支払い情報とID情報を「リンク」に保存して使う必要がある。
「リンク」提供に際し、ストライプはweb3企業11社とパートナーシップを発表した。11社にはNFTマーケットプレイスのマジックエデン(Magic Eden)、ソラナ(Solana)基盤のDEX(分散型取引所)オルカ(Orca)、ウォレット提供のアージェント(Argent)などが名を連ねる。
ストライプは2021年10月よりweb3領域へ本格的に参入しており、暗号資産専門チーム「stripe Crypto」を立ち上げた。チームの目的はweb3ペイメントの未来を築き上げることとしている。
そして今年4月に、ストライプはツイッターと連携して、ツイッタースペースなどでユーザーが得た収益を暗号資産で受け取ることのできる機能を一部ユーザーに試験導入した。その際にストライプはポリゴン(Polygon)ネットワークの米ドルステーブルコイン「USDC」での支払いに対応した。
参考:Stripe
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/279842