サークルがUSDCの準備資産の内訳公開
米サークル・インターネット・フィナンシャル(Circle Internet Financial)が、同社発行の米ドルステーブルコイン「USD Coin(USDC)」の準備資産内訳を7月14日公開した。「透明性を通じて信頼を構築する」という同社の長年の取り組みにより公開された。
今回公開されたのは、2022年6月30日現在の内訳を記した現在のレポートだ。
このレポートによるとサークルでは、流通する「USDC」の総額約555億ドル(55,569,519,982ドル)に対し、準備資産は約557億ドル(55,703,500,691ドル)を保有していることが分かる。
その内訳は、償還期限3ヶ月以内の米国短期債が19あり、合計約421億ドル(42,122,235,732ドル)。そして米国規制金融機関で保有する現金が約135億円(13,581,264,959ドル)となっている。なお国債の加重平均償還期間は43.9日だった。
サークルのCFO(最高財務責任者)であるジェレミー・フォックス・グリーン(Jeremy Fox-Geen)氏は「USDCの準備金は、現金と3か月の米国債のみで保有され、USDC保有者の利益のために分離された口座で保管されており、サークルの業務とは完全に分離されています」とコメントしている。
今月6日、サークルは「USDC」に関する規制環境や準備金の構成要素に関するレポートを公開していた。
その際にサークルは、USDCの準備金は法律と規制によって守られていると説明していた。具体的には、現在サークルは各州の「Money Transmission Laws:送金法または資金決済法)」の下で規制されており、「USDC」は前払式電子商品として規制されているとのことだった。
つまりサークルは何億ものエンドユーザーと何百万もの企業にサービスを提供する、他の大手決済会社が従うのと同じ法律と規則に従っていることになる。
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参考:サークル・USDC内訳
デザイン:一本寿和
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/244489