損保ジャパン、「SHIMENAWA」上で専門保険を提供
損害保険ジャパンとSBIトレーサビリティが、両社の基幹システムを相互連携し、輸出者の利便性を向上させる新たなスキームを、今年中を目途に展開することの合意について2月7日発表した。
損保ジャパンが、SBIトレーサビリティのサプライチェーンの透明化を実現させるプラットフォーム「SHIMENAWA(しめなわ)」上に専用保険を提供し、輸送途上での万が一の事故を補償することで、安心・安全な物流をサポートし、日本産食品の輸出促進を図るとのことだ。
「SHIMENAWA」と損保ジャパン提供の「MARINE My Page」を連携させることで、両社はトレーサビリティサービスと保険の申込手続きをデジタルで一気通貫に完結する仕組みを提供するという。なお損保ジャパンの「MARINE My Page」はインターネットを通じて外航貨物海上保険の申込み手続きと保険証券等の印刷ができるシステムだ。契約内容の確認や保険事務に関する各種照会等もサイト内で完結できるとのこと。
今回の相互連携により、「SHIMENAWA」のトレーサビリティサービスを利用する輸出者(生産者)が外航貨物海上保険を手配を希望する際、「SHIMENAWA」の情報を「MARINE My Page」にAPI連携することで、トレーサビリティサービスと保険の申込みがシームレスに可能となる。輸出者は申込みに関する煩雑な手続きを省略し、対象品目に合った補償が付帯する食品をスムーズに入手することができるという。
なお両社は今後、食品品目ごとの専用保険を拡充するほか、食品以外の製品及び国内物流についての専用保険の開発を検討しているとのこと。また、生産物賠償責任やリコールリスクに対応する専用保険の開発も視野に入れ、協業を進めていくという。
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参考:SBI
デザイン:一本寿和
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/294323