「大分B-リングス」がFiNANCiEでクラブトークン発行
次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、九州アジアリーグに所属するプロ野球チーム「大分B-リングス」のクラブトークン発行と販売の開始を3月30日発表した。なお「FiNANCiE」における野球チームのトークン発行は、「埼玉武蔵ヒートベアーズ」、「福岡北九州フェニックス」に続き3件目となる。
「大分B-リングス」は2020年9月に設立された大分県初のプロ野球チームだ。球団の母体は大分市野津原にある総合型地域スポーツクラブ「Nスポーツクラブ」とのこと。同チームは今回の取り組みに際し、ファンコミュニティだけではなく、理念に掲げている「球団の存在が地域や企業の課題を解決し、豊かな社会を生み出す」ことを実現するための地域コミュニティも形成していくとしている。
今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「Bトークン」として販売されるとのこと。
「Bトークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。
現在発表されている投票企画案として、「オファーして欲しいNPB選手投票」や「来季ユニフォームデザイン案」、「グッズデザイン案」、抽選特典案として「選手サイン入りユニフォーム 」や「応援グッズ 」、「記念コレクション」がある。
トークンの初回販売期間は3月30日11時から5月16日22時の予定だ。
なお「Bトークン」の販売メニューは全11種類が用意されており、現在一部が公開されている。またそれぞれのメニューにつき獲得できるトークンと特典が異なるようだ。
30,000ptのメニューでは30,000pt分の「Bトークン」付与に加え、「初期サポーター記念コレクション001」や「藤野屋 ソーセージ / 地鶏など4パック」などがある。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。
また「Bトークン」は FTとして、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。
あたらしい経済編集部は今回の取り組みに関して、大分B-リングスの代表取締役である森 慎一郎氏より以下のコメントを得た。
『私たちは大分の地でジュニアスポーツとプロスポーツの好循環を創りあげます。プロスポーツの科学的指導法や栄養学をジュニアスポーツに活かし、選手にも引退後は指導者として地域スポーツ、特にジュニア育成にその力を発揮してもらいます。豊かなスポーツ環境の中でジュニアもプロスポーツもともに楽しめる場を大分B-リングスが作りたいと考えます』
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/207977