ポリゴンとアクセラーが提携
イーサリアム(Ethereum)のスケーリングソリューションの開発やポリゴンブロックチェーンを運営するポリゴン(Polygon)が、クロスチェーンコミュニケーションに特化したブロックチェーン「アクセラーネットワーク(Axelar Network)」とのパートナーシップ締結を10月26日発表した。
この提携により、今年の4月にポリゴンが発表した「ポリゴンスーパーネット(Polygon Supernet)」のクロスチェーン通信機能が強化され、容易にマルチチェーンのエコシステム形成ができるようになるとのこと。
「ポリゴンスーパーネット」は、ポリゴンのシステムを用いてサービスに最適なネットワークを各自で作ることが出来る「ポリゴンエッジ(Polygon Edge)」を搭載したサービスであり、これを利用することでユーザーはコストをかけることなくカスタムネットワークを構築することが出来るという。
また「アクセラーネットワーク」は、コスモスSDK(CosmosSDK)で開発されたプルーフオブステークス(PoS)型のブロックチェーンであり、ブロックチェーンを跨いだクロスチェーンアプリケーションの構築を簡単にするブロックチェーンハブとして注目がされている。
「ポリゴンスーパーネット」がアクセラーネットワークに接続すれば、シームレスなクロスチェーン通信が可能になるため、各「ポリゴンスーパーネット」はそれぞれで分散型取引所(DEX)を保有することなく、トークンの流動性経路を容易に確保することが出来るとのこと。また複数の「ポリゴンスーパーネット」間でトークンやNFTを簡単に移動し、使用することも可能になるという。
なおアクセラーネットワークは、今月21日に米ドルに連動したステーブルコインUSDCを発行するサークル(Circle)との提携も発表しており、ネイティブ通貨としてのUSDCを発行する為にアクセラーネットワークのクロスチェーン通信で利用することも可能になっている。
関連ニュース
国内初、SBI VCトレードでポリゴン(MATIC)ネイティブトークン上場、アバランチ(AVAX)も
ポリゴン、ゼロ知識証明活用Layer2のテストネット「Harmez」開始へ
ポリゴン、シンガポールVC「Blockchain Founders Fund」のファンドIIへ出資
米ロビンフッドがノンカストディアルweb3ウォレット「Robinhood Wallet」β版公開、ポリゴン(MATIC)対応で
参考:ポリゴン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/shilh
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/269692