バイナンスラボ、「Aptos」に再出資
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのベンチャーキャピタル部門バイナンスラボ(Binance Labs)が、レイヤー1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」を開発するアプトスラボ(Aptos labs)に、再出資を行ったことを9月15日に発表した。
バイナンスラボはアプトスラボへ今年3月にも出資はしており、今回の出資は2回目となった。なお前回と同様に、出資額は明らかになっていない。
アプトスラボは、メタ(Meta)のディエム(Diem)チームのメンバーであったモー・シャイフ(Mo Shaikh)氏とエイブリー・チン(Avery Ching)氏によって創業された企業であり、複数回の資金調達を実施している。
今年3月に発表された資金調達では、a16z crypto主導のもと2億ドル(約286億円)を調達し、7月にはFTX ベンチャーズ(FTX Ventures)とジャンプ・クリプト(Jump Crypto)主導で1.5億ドル(約215億円)を調達している。
「アプトス」は、メタのディエムチームが開発した新たなプログラミング言語である「Move」を採用しており、これはイーサリアムに用いられる言語である「Solidity」に比べ高いセキュリティ性能を誇るという。
アプトスのCEOモー・シャイフ氏は、「Aptosは本質的に、主流のWeb3採用に関する今日の主要な課題を対処するために設計されています。私たちの目標は、ユーザーを第一に考え、使いやすさを追求し、アップグレードと進化に対応した柔軟でモジュール式のアーキテクチャを通じて、最も性能が良くすぐに利用可能なブロックチェーンを提供することです。バイナンスラボチームの継続的な戦略的支援は、私たちのエコシステムをさらに強化し、既存の消費者の課題、そしてこれから起こる課題を解決する次世代アプリケーションを創出するのに役立ちます」と語っている。
バイナンスラボの投資ディレクターであるダニー・F(Danny F)氏は「ブロックチェーンインフラは、Web3の開発者が分散型アプリケーションを安全かつ容易に展開できるようにするための重要な要素です。しかしこの分野は、ハッキングや頻繁な停止など、まだ多くの逆風に直面しています。アプトスチームが構築している技術は、トランザクション処理、システム性能、資産の安全性などに革新をもたらす可能性があります。私たちはこのパートナーシップに興奮し、アプトスチームと協力してWeb3を世界のユーザーに提供することを楽しみにしています」とリリースで伝えている。
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参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/259896