バイナンス、タイに暗号資産取引所設立へ
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、IT関連企業ガルフ・イノーバ(Gulf Innova Company)と、タイで暗号資産取引所設立に向け覚書(MOU)を締結したことが1月17日分かった。
ガルフ・イノーバの完全親会社であるガルフ・エナジー・デベロップメント(Gulf Energy Development)は、タイの億万長者であるサラートラタナヴァディ(SarathRatanavadi)氏がCEO(最高経営責任者)を務めるタイ最大の独立系発電業者だ。
今回覚書を締結したことにより両社は、タイにおける暗号資産取引所および関連事業の展開に向け、共同で模索していくとのことだ。
またこの覚書によると「バイナンスは暗号資産取引所ビジネスの専門知識を活かす」と記載されており、また「ガルフ・イノーバは現地企業とのネットワークを活用し、タイでの事業立ち上げのノウハウを持ち込むことで、取引所事業を展開することができる」と説明されている。
なおガルフ・イノーバは、デジタルインフラ事業への進出も視野に入れており、将来的には他のデジタル資産に関連する取り組みも行っていくとのことだ。
Binance.comは昨年7月に、タイ証券取引委員会(SEC)より同国にてライセンス無しでデジタル資産ビジネスを運営しているとし、刑事告訴されていた。
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参考:ガルフ・イノーバ・カンパニー・リミテッド
デザイン:一本寿和
images:iStock/b14ckminus
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/182814