テザー、オフショア人民元発行
米ドルステーブルコイン「USDT」などを発行・運用するテザー(Tether)が、オフショア人民元(CNH₮)をトロン・ブロックチェーン(Tron Blockchain)上で発行したことを12月6日発表した。またビットフィネックス(Bitfinex)が、トロン基盤のオフショア人民元を入出金できる最初の取引所となったとのこと。
オフショア人民元とは、中国の通貨である人民元のうち、香港やシンガポールなど中国本土外の居住者が取引する国外市場で取引される通貨を指す。またテザーが発行するオフショア人民元(CNH₮)は、オフショア人民元にペッグしたステーブルコインとなる。
なおテザーは2019年にイーサリアムのトークン規格ERC20でオフショア人民元を発行している。
テザーのCTOであるパオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)氏は「オフショア人民元をトロンのエコシステムに導入することに興奮しています。暗号資産市場が巨大な混乱に見舞われている今、最善の方法は構築し続けることであると信じています。テザーでは通常通りのことが行われており、私たちの継続的な成長と拡大が、他の人々も同様に進み続けるよう刺激することを願っています」とリリースでコメントしている。
参考:テザー
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Molnia
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/281587