コインチェック、Web3.0スタートアップ支援「Coincheck Labs」始動
国内で暗号資産(仮想通貨)交換業者であるコインチェックが、Web3.0時代を牽引するスタートアップを支援するプログラム「Coincheck Labs」を開始したことが1月28日分かった。
「Coincheck Labs」では暗号資産ネイティブ・NFTネイティブなプロダクトの起業家、スタートアップ、コミュニティを支援し、日本のブロックチェーン・WEB3.0エコシステムの成長を支援するとのことで、Layer1と呼ばれるブロックチェーンの基幹領域からアプリケーション領域までのプロダクトを対象に「スタートアップ支援」、 「調査」、「投資」の3つを提供すると発表されている。
具体的に「スタートアップ支援」では、トークン設計や財務・会計に関するアドバイス、ハッカソン等のイベント運営を行う予定とのこと。
また「調査」では、暗号資産・NFT・GameFi等のブロックチェーン動向等の調査・情報発信を提供するという。
「投資」においては、暗号資産ネイティブ・NFTネイティブなプロダクトを開発するスタートアップへの株式やトークンへ出資するとのこと。
また今回のコインチェックは、この「投資」においての出資第1号を日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network(アスターネットワーク)」を手がける、ステイクテクノロジーズ(STAKE TECHNOLOGIES PTE. LTD.)に決定したことも併せて発表している。
なお発表には出資額について、記載がない。
「あたらしい経済」編集部はコインチェックに今回の出資額と出資第1号にアスターネットワークを選出した理由について質問を行っている。回答が得られ次第この記事に追記させて頂く予定だ。
アスターネットワークとは
アスターネットワークは、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドット(Polkadot)のパラチェーンとして昨年12月に接続が完了したブロックチェーンだ。先日17日にメインネットローンチした。
なおポルカドットは中心的な機能を果たすリレーチェーンと、そのリレーチェーンに接続される個別のブロックチェーンであるパラチェーンによって構成されている。
ポルカドットリレーチェーンでは、スマートコントラクトをサポートしていない為、アスターはポルカドットへEVM(イーサリアムバーチャルマシン)やWASM(ウェブアッセンブリ)を提供することで、複数のブロックチェーンをサポートするマルチチェーンスマートコントラクトプラットフォームを目指している。
ローンチに際し、アスターネットワークのネイティブトークンである「ASTR」は、海外暗号資産(仮想通貨)取引所のフォビグローバル(Huobi Global)、OKEx(オーケーイーエックス)、Gate.io(ゲート)、クラーケングローバル(Kraken Global)、クーコイン(KuCoin)に上場している。
なおアスターネットワークの開発をリードするステイクテクノロジーズは、日本人起業家の渡辺創太氏がCEOを務めているシンガポール拠点の企業だ。
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【解説動画】アスターネットワーク(ASTR)とは?(ステイクテクノロジーズ 渡辺創太氏)
参考:コインチェック
デザイン:一本寿和
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/186199