エルサルバドル、暗号資産プロジェクト管理の「ビットコインオフィス」設立

エルサルバドルが「BTCオフィス」設立

エルサルバドル政府が、暗号資産(仮想通貨)関連の全プロジェクトを管理する機関「ビットコインオフィス(ONBTC:National Bitcoin Office)」を設立した。エルサルバドル国際法律事務所トーレスリーガル(Torres Legal)が11月25日に発表した。

トーレスリーガルによると「ビットコイン(BTC)オフィス」は、11月17日の官報に掲載された政令第49号によるもので、同国のナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領の他、経済大臣および観光大臣が署名して設立されたとのこと。

またトーレスリーガルは、「ビットコインオフィス」設立について第2条にて定義されているとし、第2条を要約した形で次のように説明している。

「ビットコインオフィスは、国の経済発展の為のビットコインに関する計画、プログラム、調整、フォローアップ、測定、分析、評価の設計、診断、計画、プログラム、プロジェクトが定義されています。また必要に応じて他国とビットコイン関連について協力できます」

また「ビットコインオフィス」の役割として、エルサルバドルにおけるビットコイン、ブロックチェーン、暗号資産に関する情報を「メディアや関心を持つ人に」概念化して提供することも含まれているとのこと。

さらに大統領府が、短期・中期・長期で決定するビットコイン及びブロックチェーンに関する政策の策定や、機関と連携した経済・教育プログラムのアクションを調整する役割もあるとのことだ。

ブケレ大統領は今月17日、エルサルバドルが毎日1ビットコインを追加購入していくことを、自身のツイッターにて表明している。

またエルサルバドル政府は22日、国内外の投資家に対する暗号資産関連の投資債券の発行を規制することを目的とした「デジタルアセット発行法」と呼ばれる法案を受理したことを発表している。

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参考:トーレスリーガル
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Rawpixel・Duminda-Cooray・LongQuattro

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/277963