アバランチのDEX「Trader Joe」、イーサL2「Arbitrum」にマルチチェーン対応開始 | あたらしい経済

Trader JoeがArbitrum対応開始

アバランチ(Avalanche)ブロックチェーン上で稼働するDEX(分散型取引所)プロトコルのトレーダージョー(Trader Joe)が、初のマルチチェーン展開としてアービトラム(Arbitrum)のネットワークに12月27日対応開始した。

トレーダージョーは今月1日の時点では、1月上旬までにアービトラムに展開する計画だとしていたが、月内で対応開始となった。

なおトレーダージョーのアービトラム対応は限定的なものになっている。トレーダージョーのネイティブトークン「JOE(ジョー)やレンディングプラットフォームの「バンカージョーBanker Joe」、NFTマーケットプレイス「ジョーペグ(Joepegs)」の機能についてはアバランチのみでサポートされ、アービトラムにはデプロイされないとのこと。 アービトラムはオプティミズムロールアップ(Optimistic Rollups)を採用したイーサリアム(Ethereum)のL2スケーリングソリューションとして2021年9月にローンチしたブロックチェーンだ。

アービトラムのネットワークにはDeFi(分散型金融)とNFT向けのアービトラムワンの他に、ゲーム向けのアービトラムノヴァ(Arbitrum Nova)がある。今回トレーダージョーが対応したのはアービトラムワンになる。

なお9月にはアービトラムワンを高速化し手数料を削減するためのアップグレード「ニトロ(Nitro)」が実装されている。アービトラムワンは「ニトロ」実装前と比較してスループットが7倍から10倍向上したとのことだ。


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参考:トレーダージョー
デザイン:一本寿和
images:iStocks/bestdesigns

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/286002