「Startale Labs」が渋谷区と連携協定
東京都渋谷区が、Startale Labs(スターテイルラボ)と「スタートアップ・エコシステムの形成に関する連携協定」の締結を3月8日発表した。
スターテイルラボは渋谷区とAstar Network(アスターネットワーク)を活用したweb3事業開発を推進するとしている。
発表によると、今回の連携協定では「スタートアップ・エコシステム形成に関すること」、「web3スタートアップの支援に関すること」、「ハッカソンなどのイベントの開催に関すること」を行っていくとのこと。
スターテイルラボは「本協定をもとに、渋谷区を拠点としてアスターネットワーク及びweb3エコシステムを形成するため、イベントやハッカソンを実施して参ります」とし、また「強力なパートナー・エコシステムと共に、長期的に社会実装を目指したAstar Network上で大規模なweb3プロジェクトを実施します」と述べている。
なおこの協定は2月16日に締結していたとのことで、有効期間は2023年2月16日から3月31日。以降は1年ごとに更新があるとのことだ。
Startale Labsは、Astar Foundation(アスター財団)やWeb3 Foundation(Web3財団)、その他のプロジェクトや大企業との協業を通して、マルチチェーン対応のアプリケーションやインフラを開発するweb3テック企業。同社のCEOは、日本発のパブリックブロックチェーン「アスターネットワーク」のファウンダー渡辺創太氏が務めている。
なお自治体として福岡市および仙台市が、アスターネットワークの国内コンソーシアム「アスタージャパンラボ(Astar Japan Lab)」に昨年10月・11月から参画している。
また渡辺創太氏率いるアスターエコシステムでは、昨年後半から国内大手企業との連携事例を増えてきている。
昨年10月にはNTTドコモが、「アスターネットワーク」の開発を主導するステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)と、web3の普及に協力して取り組む基本合意締結をしている。
またステイクテクノロジーズは博報堂と昨年12月に「WEB3.0ハッカソンの企画・運営を行いながらクライアント企業と共にWEB3.0サービスを開発する新会社」、博報堂キースリーを共同で設立している。
なお現在博報堂キースリーは、トヨタ自動車を協賛に迎えたweb3グローバルハッカソンを2月14日~3月25日までの期間にて開催中だ。
そして先月2月には、ソニーグループの事業会社であるソニーネットワークコミュニケーションズがスターテイルラボと「Web3 Incubation Program Powered by Sony Network Communications and Astar」を共同開催することを発表している。
なお同インキュベーションプログラムは、3月中旬から6月中旬まで行われる予定だ。
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参考:渋谷区
デザイン:一本寿和
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/301603