マイクロストラテジー四半期決算発表
企業としてビットコインの購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業のマイクロストラテジー(MicroStrategy)が、2022年第3四半期の決算を11月1日に発表した。
発表によると、第3四半期にビットコイン保有によって生じた減損費用は72万ドル(約1億円)となっており、2021年の第3四半期の減損費用である6520万ドル(約96億円)と比較すると大幅に減少している。これは第2四半期から第3四半期にかけてビットコイン市場が安定していたことに起因するようだ。
同社のCFOアンドリュー・カン(Andrew Kang)氏は「ビットコイン戦略へのコミットメントをさらに強化するため、マイクロストラテジーは今期、約301ビットコインを追加取得し、合計13万BTCを保有する世界最大のビットコイン保有上場企業であり続けています。当四半期はビットコイン価格が安定していたため、ビットコインの減損損失を最小限に抑えることができました。また、財務会計基準審議会(FASB)が最近、ビットコインの公正価値会計を支持することを発表したことも後押しとなりました」とコメントしている。
マイクロストラテジーの直近のビットコイン追加購入は今年9月21日。その際に同社は600万ドル(約9億円)相当となる301BTCを平均取得価格約285万円(19,851ドル)で購入している。
なお今回発表された財務報告書によると、同社のビットコイン保有量は13万BTCであり、1BTCあたりの平均取得額は30,639ドル(約451万円)とのことだ。
また同社は今年9月、ビットコイン購入を目的に5億ドル相当の株式売却を行っている。さらに同様の目的で昨年6月にも10億ドル相当の株式売却、4億ドル分の2028年満期の有担保シニア債券を私募発行している。
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参考:MicroStrategy
デザイン:一本寿和
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/270911