「ルートインBCリーグ」がFiNANCiEでクラブトークン発行
次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、8球団が所属するプロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」のクラブトークン発行と販売の開始を3月30日発表した。なお「FiNANCiE」におけるプロ野球リーグのトークン発行は、「九州アジアプロ野球機構(KAL)」に続き2件目となる。
「ルートインBCリーグ」は、「ふるさとのプロ野球」をコンセプトに掲げ、2007年より公式戦が開幕された甲信越地方2県と関東地方5県、東北地方1県を活動地域とする日本のプロ野球独立リーグだ。
今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「BCLトークン」として販売されるという。
「BCLトークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。
現在発表されている投票企画案として、「オールスター出場する選手投票」や「オールスター戦用ユニフォーム投票」、「2022年度ルートインBCリーグのキャッチコピー投票」などがある。また抽選特典案としては「リーグ所属選手とのデータ測定イベント(仮称)への招待 」や「FiNANCiEトークンホルダー専用指定席での観戦ご招待」、「アナウンス体験ができる権利」などがある。
トークンの初回販売期間は4月2日12時から5月16日21時の予定だ。
なお「BCLトークン」の販売メニューは全11種類が用意されており、現在一部が公開されている。公開されているメニューは10,000pt、50,000ptのもので、それぞれで獲得できるトークンと特典が異なる。
50,000ptのメニューでは50,000pt分の「BCLトークン」付与に加え、「アシックス測定体験イベント参加権利(小学生以下)」や「投票企画 / 抽選特典への参加」、「初期サポーター記念コレクション」などがある。なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。
また「BCLトークン」は FTとして、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。
「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、ルートインBCリーグの代表取締役である村山哲二氏より以下のコメントを得た。
『ルートインBCリーグは、野球人気を地域から復活させるべくリーグとして様々な取り組みを考えております。
この度のトークンを活用した取り組みもその一つとして、ファンや地域の皆様との「絆」をより深め、未来を夢見る子どもたちの育成や地域振興のために、これからも新しい取り組みにチャレンジしてまいります』
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/209694