フレアネットワークス、FLRの初回エアドロップ完了

FLRの初回エアドロップ完了

フレアネットワークス(Flare Networks)が、同ネットワークのネイティブトークン「フレア:旧名スパーク(FLR)」の初回配布イベント(エアドロップ)完了を1月10日に発表した。

フレアネットワークスは昨年10月、エアドロップに対応する取引所を通じて「FLR」を今年1月9日に配布すると発表していた。なお対象となるのは2020年12月12日9:00のスナップショット時点において、対応の取引所でリップル(XRP)を保有していたユーザーだ。

なお今回のFLR付与数は、フレアネットワークスのトークン配布ルールに従って、リップル(XRP)保有数量の15%になるとのこと。残りの85%については、1月14日に行われる予定のフレアネットワークスのガバナンス投票によって決定されるという。

既に暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)やオーケーエックス(OKX)などでエアドロップの対応が完了している。また国内においてもビットバンクが11日より「FLR」の取り扱い開始とユーザーに対し付与が完了したことを発表している。なお国内取引所において「FLR」取扱いは初の事例となった。

なおFLRエアドロップ対象となるSBI VCトレード、ビットポイントジャパン、ビットフライヤー、コインチェックは、1月9日から「2週間以内」に「FLR」を付与すると表明。DMM Bitcoinにおいては「FLR」配布確認が取れ次第「すみやかに」ユーザーへの配布数量を決定し、実施すると発表している。

またGMOコインは同取引所のXRP保有ユーザーに対し「FLR」付与を行う予定であると発表しているが、日程については決定次第改めて通知を行うとしている。

そしてフォビジャパン、サクラエクスチェンジビットコイン(バイナンスジャパン)については、記事執筆時点(1/11 15:00)では付与日程については発表していない。

なおコインマーケットキャップによると、記事執筆時点(1/11 15:00)の「FLR」価格は5.43円。24時間では最低価格は4.57円、最高価格は6.40円となっている。

フレアネットワークスとは

フレアネットワークスはリップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ステラ(XLM)などを対象としてスマートコントラクトの実装を目指すプロジェクトだ。「FLR」はフレアネットワークス上の取引手数料の支払い、ステーキング、エコシステムの方針を決定するためのガバナンス投票に利用される。

フレアネットワークスは2020年8月、「FLR」をXRPと同量発行してXRP保有者に1:1の割合でエアドロップ(付与)することを発表していた。それにあたり2020年12月12日グリニッジ標準時00:00(日本時間午前9時)時点におけるXRP保有量に対するスナップショット(権利確定日)に基づいて段階的に付与するとしていた。

このトークン付与(エアドロップ)について、当時FLRの上場承認がされていなかった国内各取引所はフレアネットワークスと協議を行っていた。

その協議の結果「FLR」付与に関しての合意条件として、「2023年6月12日までに日本暗号資産取引業協会(JVCEA)と金融庁(FSA)に上場承認された場合、当該の国内事業者はFLRトークンを請求しリップル(XRP)保持者(当該各取引所のXRP保有の付与対象ユーザー)に分配する」ということになっていた。

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参考:Flare Network
デザイン:一本寿和
images:iStocks/wacomka

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/287445