ビットフライヤー、Flare Networksの「FLR」取扱と付与の日程決定 | あたらしい経済

ビットフライヤーがFLR取扱と付与を23日に

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤー(bitFlyer)が、暗号資産「フレア(FLR)」の付与および取扱い開始の日程を1月20日に発表した。

同取引所では「FLR」を1月23日に付与し、同日から販売所サービスにおいて取扱いを開始する予定とのこと。

なお1月23日現時点で、「FLR」の取引所サービスへの送金、外部への送金機能は実装されていないという。ただし近日中に同機能は実装予定とのことだ。

国内取引所において「FLR」取扱いの表明をしたのはビットバンク、ビットポイントに続きビットフライヤーが3例目となる。

「FLR」付与対象者は、スナップショット(2020年12月12日9:00)時点において同取引所で「リップル(XRP)」を保有していたユーザーだ。

「XRP」の保有を1とすると「FLR」は1.0073の割合で付与される。ただし今回の「FLR」付与数は、フレアネットワークスのトークン配布ルールに従って「XRP」保有数量の15%になるとのことだ(スナップショット時の保有XRP量 × 1.0073 × 15%=今回の付与数。小数点七位以下は切り捨てとなる)。

残り85%の「FLR」については「Flare Improvement Proposal 01(FIP.01)」の投票結果によって異なるという。投票が承認された場合は委任報酬としてネットワーク参加者自身に付与され、否認された場合についてはスナップショット時点の付与対象者(取引所等)に付与される。

なお投票が承認された場合、残りの85%の「FLR」受領はユーザー自身がサードパーティのDapps(分散型アプリケーション)等を使用して「FLR」を「WFLR」に変換し、委任作業を行う必要があるとのこと。なお変換及び委任の方法についてはビットフライヤーから後日改めてアナウンスされるという。

また投票が否認された場合は、フレア財団(Flare Foundation)からスナップショット時点の付与対象者(取引所等)に3年以上かけて月毎に配布されるとのことだ。

なお「FIP.01」の投票資格を得るためには、日本時間2023年1月20日4:00までにFLRトークンを「ラップドフレア:Wrapped Flare(WFLR)」に変換する必要がある。

ガバナンス投票に参加するための専用ポータルとなる「Flare Portal(フレアポータル)」に「FLR」を保有するメタマスクなどのウォレットを接続することで投票が可能になる。なお取引所から「FLR」が付与されたユーザーは、その取引所が「FLR」の出金に対応しなければウォレットに「FLR」を移すことができず、投票には参加できないことになる

「FIP.01」の投票は「日本時間2023年1月21日16:00〜2023年1月28日16:00」までの期間にかけて実施される。

フレアネットワークスとFLRについて

フレアネットワークスはリップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ステラ(XLM)などを対象としてスマートコントラクトの実装を目指すプロジェクト。「FLR」はフレアネットワークのネイティブトークンであり、トランザクション手数料の支払いやガバナンス投票に使用することができる。

フレアネットワークスは2020年8月に「FLR」をXRPと同量発行してXRP保有者に1:1の割合でエアドロップ(付与)することを発表していた。それにあたり2020年12月12日グリニッジ標準時00:00(日本時間午前9時)時点におけるXRP保有量に対するスナップショット(権利確定日)に基づいて段階的に付与するとしていた。

このトークン付与(エアドロップ)について、当時「FLR」の上場承認がされていなかった国内各取引所はフレアネットワークスと協議を行っていた。

その協議の結果「FLR」付与に関しての合意条件として、「2023年6月12日までに日本暗号資産取引業協会(JVCEA)と金融庁(FSA)に上場承認された場合、当該の国内事業者はFLRトークンを請求しリップル(XRP)保持者(当該各取引所のXRP保有の付与対象ユーザー)に分配する」ということになっていた。

なおフレアネットワークスのテストネットとなるソングバードのネイティブトークン「Songbird(SGB)」についても「SGBトークンがJVCEAとFSAに上場承認された場合に、フレアネットワークスから当該の国内取引所に対して付与される」という条件になっている。


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参考:ビットフライヤー
デザイン:一本寿和

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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/289865