バイナンス、仏スタートアップ施設のweb3支援に約140億円投資
大手暗号資産取引所バイナンス(Binance)がフランスのスタートアップ支援施設であるステーション・エフ(STATION F)と提携し、総額1億ユーロ(約136億円)を投資していくことが4月13日に分かった。
ステーション・エフとは、2017年にパリに開設された、スタートアップ支援に特化した施設である。現在90を超える企業が入居しており、ヨーロッパのIT系スタートアップの中心地となっている。
バイナンスはステーション・エフにおいて、ブロックチェーンやWeb3に特化したスタートアップ支援プログラムを提供する形で投資を行うとのことだ。
この支援プログラムに採択された企業はステーション・エフが提供するVCや行政に関するリソースにアクセスできるようになるほか、プロジェクトの進行にあたり、バイナンスの研究チームによるサポートを受けられるようになるとのことだ。
バイナンスのCEOであるCZ(Changpeng Zhao)氏は以下のようにコメントしている。
「私たちは、ブロックチェーン、Web3、メタバースに関する強力なエコシステムを構築し、サポートすることを約束します。ヨーロッパのローンチパッドとしてフランスでスタートし、このスペースを私たちの創造的で革新的な拠点とすることを目指しています」
また、ステーション・エフのディレクターであるロクサーヌ・ヴァルツァ(Roxanne Varza)氏は以下のようにコメントしている。 「ブロックチェーンと暗号資産をもっと理解したいというすべての人々にとって、この場所がWeb3の世界に入る助けになることを願っています」
バイナンスによるステーション・エフへの進出は、同社が昨年11月に発表したブロックチェーンイニシアチブである「ObjectiveMoon」の取り組みの一環であるとのこと。
「ObjectiveMoon」はフランスを始めとするヨーロッパ地域でブロックチェーンや暗号資産のエコシステムにおける開発をサポートすることを目的に活動している。
バイナンスは、今回のスタートアップ支援プログラムの提供のほかにも、フランスにおける研究拠点の設立や学習用のオンライン教材の作成なども行う予定だ。
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参考:STATION F
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デザイン:一本寿和
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/214270