ソフトバンクG元副社長の佐護勝紀やアニモカら、岩瀬大輔創業のNFTプラットフォーム「Kollektion」に出資

岩瀬大輔氏創業の「Kollektion」、約7.4億円の資金調達

香港拠点のNFTプラットフォーム「Kollektion(コレクション)」が、640万ドル(約7.4億円)の資金調達を実施したことが分かった。これにより同プラットフォームの累計調達額は1050万ドル(約12億円)となったとのこと。

この出資は、ソフトバンクグループの元副社長である佐護勝紀氏と、香港を拠点にブロックチェーンゲームを展開するアニモカブランズ(Animoca Brands)が主導したとのこと。

調達資金の利用目的については「技術面の強化」とのことで、同プラットフォームは2022年中にも、二次流通およびオークション機能、コミュニティイベント活性化を目的とした新機能の実装を予定しているとのことだ。

「Kollektion」を運営するコレクションリミテッド(KLKTN Limited)は、ライフネット生命保険の元取締役会長の岩瀬大輔が、音楽プロデューサー兼ソングライターのジェフ・ミヤハラ氏、ブロックチェーン企業ダッパーラボ(Dapper Labs)で、「クリプトキティーズ(Cryptokitties)」の開発に携わったファビアーノ・ソリアーニと共同創業した企業。昨年7月に「Kollektion」を運営開始し、作曲家兼プロデューサーの大沢伸一氏や、ロックミュージシャンMIYAVI氏、韓国人シンガーソングライターのケビン・ウー氏、人気俳優のカン・ドンウォン氏や元IZ*ONEメンバーのカン・ヘウォン氏等のNFTアイテムを発売している。

また昨年12月には週刊漫画誌「ヤングマガジン」との連携を発表し、12月から新たに連載が始まった漫画作品『code:ノストラ』(原作:安童夕馬 / 漫画:明石英之)のNFTを販売している。

なお「Kollektion」は現在クレジットカードでの決済を採用している。またブロックチェーンにはダッパーラボのブロックチェーン「Flow(フロウ)」が採用されている。

以前あたらしい経済編集部が岩瀬氏へ「FLOW」を採用した理由について取材を行ったところ、「NBA TopShot」で確固たる実績があること、ガス代が低廉であることなど、イーサリアムがもつ課題を解決し、マスB2C向けに最適化されたチェーンであるからと回答を得ている。

なお岩瀬氏はコレクションリミテッドの他に、DeFi(分散型金融)の保険プロトコルを開発するInsureDAO(インシュアー・ダオ)でチェアマンを務めている。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/ChrisGorgio・ismagilov

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/185321