アルゴランド、FIFAワールドカップと提携
ブロックチェーン開発企業アルゴランド(Algorand)が、FIFAワールドカップと提携し、FIFAの公式スポンサー及び技術パートナーに就任することが5月2日分かった。
この提携によりアルゴランドは、FIFAの公式ブロックチェーンプラットフォームとなり、アルゴランドのブロックチェーンに対応した公式ウォレットソリューションを提供するとのことだ。
またスポンサーシップ契約に基づきアルゴランドは、「FIFAワールドカップ・カタール2022」における北米とヨーロッパ地域のリージョナルサポーター及び、「FIFA女子ワールドカップ・オーストラリア / ニュージーランド2023」のオフィシャルスポンサー就任するとのこと。
なおFIFAにはスポンサーの形式として、FIFAパートナー・ワールドカップスポンサー・リージョナルサポーターの3つがある。
FIFAパートナーはFIFAが主催するすべての大会やイベントを活用したビジネスが可能で、ワールドカップスポンサーはワールドカップに直接かかわることができるスポンサー。リージョナルサポーターはヨーロッパ・北米・南米・中東・アジア5地域において、チケットの配分が優先されたり、ブランド広告権が与えられる。
さらに今回の提携の一環として、アルゴランドはFIFAのデジタルアセット戦略の発展を支援し、FIFAは広告やメディア、プロモーションなどの機会を提供する予定としている。
アルゴランドはマサチューセッツ工科大学のチューリング賞受賞者である、シルビオ・ミカリ(Silvio Micali)教授が創設したアルゴランド財団の独自ブロックチェーンだ。コンセンサスアルゴリズムにはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用している。
また現在は、2000以上のグローバル組織や政府、分散型金融(DeFi)のアプリケーションに採用されている。ネイティブトークンのALGOは、各ブロックの構築に使用されるコンセンサスの確保、各トランザクションの支払い、アルゴランドのエコシステムで使用できる。
また他にも「FIFAワールドカップ・カタール2022」の公式スポンサーに就任するクリプト関連企業として、暗号資産(仮想通貨)取引所のクリプトドットコム(Crypto.com)が3月に発表している。この発表では公式スポンサーになることで、Crypto.comのロゴを始めとしたブランド名が、11月に開幕するワールドカップの試合会場となるスタジアムやその周辺に表示されるとしている。
関連ニュース
Crypto. com、「FIFAワールドカップ・カタール2022」公式スポンサーに就任
チリーズ「Socios. com」、北米サッカーMLS加盟26チームと提携
クラーケングローバル、「Fetch. ai(FET)」と「THORchain(RUNE)」上場へ
グッチがビットコイン・イーサ・ドージなど暗号資産決済対応へ、米国一部店舗で
参考:FIFAワールドカップ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artacet・XiXinXing
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/221969