フィデリティがETHのインデックスファンド開始
米大手金融機関フィデリティ(Fidelity)がイーサリアム(ETH)のインデックスファンドを提供開始したことがSEC(米国証券取引委員会)に提出された書類によって明らかになった。
SECの書類によると、そのインデックスファンド名称は「フィデリティ・イーサリアム・インデックス・ファンド(Fidelity Ethereum Index Fund, LP)」。最低投資額は50,000ドルとなっており、9月26日に開始し、すでに500万ドル(約7.2億円)もの売上高があげられていることが確認できる。
フィデリティは2018年に暗号資産(仮想通貨)を専門とした機関投資家向けのカストディ(保管)および取引プラットフォーム「フィデリティデジタルアセット(Fidelity Digital Assets)」を立ち上げている。そして2020年にはビットコイン(BTC)のインデックスファンド「ワイス・オリジン・ビットコイン・インデックス・ファンドI(Wise Origin Bitcoin Index Fund I)」を立ち上げていた。
今回の「フィデリティ・イーサリアム・インデックス・ファンド」は、BTCインデックスファンドと同じく認定投資家のみが利用できるインデックスファンドとなっており、「フィデリティデジタルアセット」の暗号資産管理事業によって立ち上げられたインデックスファンドとしては2つ目となる。
関連ニュース
マスターカード、暗号資産取引の安全性を高める「Crypto Secure」ローンチ
共和党議員ら米国個人年金制度(401k)の投資先拡大する法案提出、暗号資産も対象に
野村HDがスイスで暗号資産事業等の新会社、web3領域企業に投資へ
参考:SEC
デザイン:一本寿和
images:iStocks/FinkAvenue
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/264064