ヘネシー、ブランデー限定ボトルと紐付けたNFT販売

ヘネシーが限定ボトルのNFT販売へ

LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)傘下の仏コニャック・ハウスであるヘネシー (Hennessy)社が、「ヘネシー」の限定ボトルと紐づけたNFTを販売することが分かった。高級酒のNFTを取り扱うブロックバー(BlockBar)のプラットフォームにて、1月12日23:30(日本時間)より抽選のうえ販売される。

ブロックバーでは物理的なボトルと紐づけたNFTが販売され、ユーザーはNFTによってボトルの所有権を持つことができ、高級酒の売買をが可能だ。なおそれらのボトルはブロックバーが温度管理され保険をかけたシンガポールの倉庫にて管理を行っている。これによりボトルの所有者は保管状況や配送環境など気にせず、安全に資産を守りながら取引できるという。

また物理的なボトルはNFTと交換することで、実際に手元に発送することも可能だが、その場合NFTはバーン(焼却)される仕組みとなっている。なおNFTはイーサリアムネットワーク上で発行されるものとなる。

今回ヘネシー社がブロックバーで販売するのは、2017年に250点限定で販売された「ヘネシー・8(Hennessy∙8)」のNo. 1とNo.250の2本のボトルのセット。価格は69.66ETH(約2,600万円)で米ドルでも購入ができるとのこと。

なお購入希望者は販売開始時間に開設されるサイトにアクセスし、抽選に参加する必要がある。サイトアクセスの条件として、デジタルウォレットに1ETHを保有していなければならないとのことだ。

ブランデーの一種であるコニャックはフランスで生産されており、その99%以上が輸出され販売が行われている。そのため多くの仲介業者やサプライチェーンなどが関わっている為、製品の管理が難しく偽物が出回る機会も多いという。

ブロックバーではボトルを自社保管しNFTと紐づけることで、偽造にも対処し、かつ情報の真正性を保証し、安全な取引を提供しているとのことだ。

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参考:BlockBar
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Calli_Studio・sumkinna

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/181040