野村證券らのコマイヌ、UAE初の機関投資家向けデジタル資産カストディの仮承認取得

「Komainu」、UAEで規制当局の仮承認取得

機関投資家向けにデジタル資産のカストディサービスを提供するコマイヌ(Komainu Holdings Limited)が、ドバイ首長国の暗号資産規制当局(VARA)から規制の暫定承認を受けたことが7月27日分かった。これによりコマイヌは、ドバイを含むアラブ首長国連邦(UAE)において初の機関投資家向けデジタル資産カストディ(保管)サービス提供に向け、運用準備ができるようになった。

コマイヌは野村證券、デジタル資産セキュリティ会社のレジャー(Ledger)、デジタル資産マネージャーのコインシェアーズ(CoinShares)のジョイントベンチャーだ。

またVARAは、今年3月9日に公布されたドバイ暗号資産規制法により設置された暗号資産事業に関する規制当局だ。ドバイを含むアラブ首長国連邦(UAE)の暗号資産サービスプロバイダーのライセンス発行やコンプライアンス体制監督をする他、暗号資産取引所とサービスプロバイダーを規制して消費者保護を確保している。

今回の件についてVARA会長のヘラル・サイード・アルマリー(Helal Saeed Almarri)氏は「コマイヌがVARAの体制に参画したことは、業界が信頼と信用を得ており、野村證券のような伝統のある金融業界のリーダーから強い支持を得ていることを意味しています。このような世界的な金融機関の賛同と積極的な参加は、デジタル資産が金融の未来に不可欠であることを示すだけでなく、この業界が経済的な躍進を働きかける可能性を示しています。ドバイはVARAのデジタル資産エコシステムにコマイヌのような信頼できる企業を迎えることができ、嬉しく思っています」と語っている。

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参考:Komainu
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Kesu01・boku0203

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/248089