ポリゴンでハードフォーク提案
ポリゴン(Polygon)ネットワークの開発者チーム「ポリゴンラボ(Polygon Labs)」の開発者が、ポリゴンPoS(Polygon PoS)ブロックチェーンのハードフォークに関する提案を行っている。
この提案がコミュニティで承認された場合、ハードフォークは1月17日に行われる予定である。
提案されているハードフォークを伴うアップグレードは、現在のコンセンサスメカニズムによって発生しやすくなっているブロックチェーン再編成(リオーグ)の可能性を低減させること。そしてトランザクションを作成する際の基本料金の変化による取引手数料(ガス代)の急な上昇(ガススパイク)を低減することが目標になっている。
なおリオーグは、チェーンの作業中に他のチェーンがより長くなった際に発生し、どのチェーンが正当であるかわからなくなることで調整が必要になったり、ブロックを上書きされてしまったりすることで、取引完了の検証が困難になる場合がある。
今回の提案でリオーグに対応するために導入される変更は、バリデーターが連続でブロックを生成できる数を少なくするというものだ。これによりひとつのバリデーターが連続でブロック生成が可能な時間を128秒から32秒に変更できるという。そのためブロックの生成に複数のバリデーターが介入する可能性が低くなり、リオーグが起こる回数を減らすことができるという。
また「ポリゴンPoS」では、トランザクションを作成する際の基本料金が、ブロック生成の需要によって変化する。この変化の度合いを決めるパラメーターを変更することで、基本料金の変化をなだらかにし、高騰しにくくすることでガススパイクを低減するという。
なおポリゴンは最近、新しいレイヤー2ブロックチェーン「Polygon zkEVM」の開発を進めており、12月22日には最終テストネットをローンチしている。
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/288308