バイナンスUSがタイ最大の電力大手から資金調達を実施
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)の米国拠点バイナンスUS(Binance US)が、タイ最大の独立系発電企業ガルフエナジーデベロップメント(Gulf Energy Development)から、シリーズシードの優先株式で資金調達を実施したことが4月18日分かった。なお調達額については明かされていない。
バイナンスは今年1月にタイで暗号資産取引所設立に向け、ガルフエナジーデベロップメントの子会社である、IT関連企業ガルフ・イノーバ(Gulf Innova Company)と覚書(MOU)を締結している。これにより両社は、タイにおける暗号資産取引所および関連事業の展開に向け共同で模索していくとしていた。
発表によるとバイナンスUSは今回調達した資金を、人員拡充やマーケティング活動、プロダクト拡大、将来的な買収の資金に充てる予定だという。そして2、3年後には米国でIPO(新規株式公開)を予定しているとのことだ。
またガルフエナジーデベロップメントは、同社の子会社であるガルフインターナショナルインベストメント(Gulf International Investment)を通じて、バイナンスの独自ブロックチェーンであるBNB ChainのネイティブトークンBNB(ビルドアンドビルド:旧バイナンスコイン)を購入したとのことだ。なお購入数量は不明だ。
バイナンスUSは今月6日、シードラウンドで2億ドル(約250億円)以上の資金調達を実施したことを発表していた。これにより企業評価額は45億ドル(約5500億円)になっていた。
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参考:ガルフエナジーデベロップメント1・2
デザイン:一本寿和
images:iStock/BadBrother
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/216146