ナナメウエがHashPortとパートナーシップを締結
通話コミュニティSNS「Yay!」を運営するナナメウエが、同社発行予定の「YAYトークン(仮)」のIEO実現を目的に、HashPort(ハッシュポート)とパートナーシップを締結したことが4月13日分かった。
IEO(Initial Exchange Offering)とはトークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのことだ。
HashPortの子会社であるHashPalette(ハッシュパレット)は昨年7月1日にコインチェックの「Coincheck IEO」を利用して、国内で初めてIEOが実施されたトークンのパレットトークン(PLT)を発行した。パレットトークンは開始から6分で申込金額が調達目標である9.3億円を突破し、最終的には225億円の応募を集めた。またIEOの1週間後には、パレットトークンの時価総額が一時IEO時の24倍となる960億円を突破した。なお現状のPLTの時価総額は約147.1億円だ(4/13コインマーケットキャップ調べ)。
今回のパートナーシップにより、HashPortはナナメウエの「IEOパートナー」として、トークンエコノミーの設計、規制対応・法令遵守の助言、IEO実施暗号資産交換業者の選定、新規暗号資産取扱申請関連資料の準備、トークン価値算定ロジックの構築、販売・マーケティングの設計、ブロックチェーン技術の選定などの支援を提供するとのことだ。
ナナメウエ運営する「Yay!」は、「つながりを科学する」というミッションのもとに「同世代 × 趣味趣向」でつながる若手向けSNSだ。ユーザー数は今年2月に500万人を超えている。今年4月6日に16億円の資金調達、「Yay!」サービスをweb3化していくことを発表した。
ナナメウエのCEOである石濵嵩博氏は『日本でのトークン発行は様々な規制があり、上場のハードルが高いという評価を受けています。実際にデータを見ても、国内での実施は過去HashPaletteの1度のみです。(中略)今回、HashPort社の知見を借りることで、滞りのない上場を目指すこと、そして何より日本でのトークン上場の「再現性」を証明することで、日本でのIEOのモデルケースになることを目標に取り組みを行います』と述べている。
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参考:HashPort
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/213865