ユニスワップ(UNI)の「Uniswap Wallet」、アンドロイドβ版公開へ

Uniswap Walletのアンドロイドβ版が公開へ

「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」のクローズドベータのアンドロイド(Android)版がリリースされた。同ウォレット開発のユニスワップラボ(Uniswap Labs)が、10月12日発表した。

「ユニスワップウォレット」は、オープンソースにより開発されたセルフカストディ(自己管理型)のモバイルウォレットだ。今年4月にiOS版が公開されている。

なおセルフカストディとは中央集権的な管理者に暗号資産(仮想通貨)を預けずに、ユーザー自身が秘密鍵管理を行い、暗号資産の保管を行うこと。

今回公開されたアンドロイド版「ユニスワップウォレット」は、現在公開中のウェイティングリストの登録者へ順次提供されるとのこと。そのため現段階でGoogle Playストアでは入手できない。

「ユニスワップウォレット」の新機能

なおユニスワップラボは今回のアンドロイド版「ユニスワップウォレット」リリースの他、同ウォレットの新機能について3つ紹介をしている。

1つ目はトークンスワップの際のチェーン自動切換え機能だ。ユーザーがトークンスワップ時に対応するチェーンを手動で変更することなく、トークンを選択するだけでアプリが対応チェーンを検出し、自動的にそのチェーンへ切り替わるとのこと。

2つ目はスワップ保護(Swap Protection)の機能である。同機能はイーサリアム(Ethereum)メインネットでの取引について、サンドウィッチ攻撃などから保護をするという。

なおサンドイッチ攻撃は、DEX(分散型取引所)などで大きな取引が行われる際、その取引を見てから前後に取引を差し込むことで、大きな取引で生じるトークンの価格変動から利益を得る攻撃だ。これによりサンドイッチ攻撃の被害者は、トークンの取引を想定よりも悪い条件で実行させられるという被害を受けることになる。

「ユニスワップウォレット」では、こういった攻撃などから回避するためにプライベートプールを介してイーサリアムのトランザクション(取引)をルーティングするとのこと。なおこの機能はユーザーが希望する場合、オフにすることも可能だという。

そして3つ目の機能はトークンスワップをする際に含まれる手数料を表示する機能だ。スワップをする際に一部のトークンに隠蔽される手数料について、自動的に検出し表示をするとのことだ。

なお現在「ユニスワップウォレット」はイーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、アービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、ベース(Base)、BNBのネットワークに対応している。

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参考:ユニスワップラボ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Molnia

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/345474