テザー社がエネルギー生産とBTCマイニング事業開始へ、ウルグアイで

テザー社がウルグアイでBTCマイニング事業開始へ

米ドルステーブルコイン「USDT」発行のテザー(Tether)社が、ウルグアイにてエネルギー生産を行い、同国で持続可能なビットコイン(BTC)マイニング事業に取り組むことを5月30日発表した。

なお今回の取り組みに際してテザーは、ウルグアイの地元企業と協働していくことも発表しているが、企業名などは明かしていない。

テザーがビットコインマイニング事業に取り組むうえでウルグアイを選択した理由は、同国がエネルギーインフラへの大規模な投資により、堅牢で信頼性の高い送電網システムを持っているからだという。

発表によるとウルグアイは、風力発電や太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーによる発電量が94%を占めるなど、再生可能エネルギーにおいて世界的リーダーとして台頭しているとのこと。

また豊富な天然資源に恵まれたウルグアイは、再生可能エネルギーの生産に理想的な条件を備えており、風力発電所やソーラーパーク、水力発電プロジェクトの設立を促進し、クリーンで環境に優しいエネルギーの安定供給が保証されているとのことだ。

現在テザーはこの取り組みに向けてリソースを投資しており、その一環としてビットコインマイニングのサポート及び促進する為、再生可能エネルギー源に投資しているとのこと。

なお今回の取り組みは、テザーが世界における技術リーダーになる為の動きとしており、現在エネルギー分野の専門家を採用してチームの増強に取り組んでいるとのことだ。

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参考:Tether・Tether energy
images:iStocks/Samuil_Levich

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/316727