イーサリアム最大の開発者会議「Devcon」、次回はタイ・バンコクで11/12~15開催決定

Devcon 7は11月12日よりバンコクで開催が決定

Ethereum(イーサリアム)の開発者カンファレンス「Devcon(デブコン)」の次回の開催地および開催日程が決定した。イーサリアム財団(Ethereum Foundation:EF)が1月3日発表した。

第7回目となる次回の「Devcon 7」は、2024年11月12日から15日まで期間、タイのバンコクにて開催されるとのことだ。

「Devcon」はEFが主催するイーサリアムコミュニティでは最大となる開発者向けのカンファレンスだ。2014年から2019年まで毎年開催されていたが、前回の「Devcon6」は新型コロナウィルス感染症の影響で3年間開催できず、昨年2022年10月に開催された。

次回「Devcon7」についても1年空けての開催決定が2023年3月に発表されていた。なお、その際に次回は東南アジアで開催することを前もって知らせていた。

次回の開催場所を東南アジアにしたことと、開催延期をした理由として、同地域のイーサリアムコミュニティが成長中の段階である判断がされたからだった。

今回の発表でEFは、「(開催地をバンコクにした)この決定の主な理由の一つは、地域のイーサリアムコミュニティに対するDevconの影響力を高めたいという私たちの願いでした。(開催地決定を延期したことによる)追加の時間で、私たちはこうした地域社会とより深く関わり、より有意義な形で支援とエンパワーメントを提供できるようになりました」と述べている。

なお「Devcon7」については、東南アジアに焦点を当てたイベントとすべく、「Devcon SEA(Southeast Asia)」の名称で開催するとのことだ。

ちなみに「Devcon」の過去の開催地は第0回がドイツ・ベルリン、第1回はイギリス・ロンドン、第2回が中国・上海、第3回がメキシコ・カンクン、第4回がチェコ・プラハ、第5回が日本・大阪、第6回がコロンビア・ボゴタとなっている。なお第0回はイーサリアムのローンチ前に行われている。

EFは「Devcon」開催国の条件として「入国時のビザ制限が無いもしくは少ない」、「最新の設備と5~10,000人以上を収容できる施設を備えた会場があること」、「旅行のしやすさ(国際的なアクセスだけでなく、市内のローカルなアクセスも可能)」、「観光スポットや市内中心部への会場の近さ」、「地域の安全と政治的安定」、「Q3/Q4の快適な気候」などをあげている。

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参考:EF
images:iStocks/ethereum

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/362911