英HSBCが米デジタル資産カストディFireblocksと提携か=報道

すでに協業開始か

英ロンドンに本社を置く大手銀行HSBCが、デジタル資産カストディの米ファイヤーブロックス(Fireblocks)と協業を始めたようだ。米コインデスク(CoinDesk)が情報筋の話として、9月13日報じた。

ただしHSBCはコインデスクからのコメント要請に対し、発表時間までに応じず、ファイヤーブロックスはコメントを拒否したため具体的な取り組み内容などは明らかになっていないと報道されている。

ファイヤーブロックスは、ブロックチェーン技術を利用したデジタル資産のセキュリティ・管理ソリューションを提供するイスラエル発の企業だ。

2021年3月にファイヤーブロックスは、BNYメロン(BNY Mellon)による出資を受け、同社のカストディ・テクノロジー・プロバイダーとなった。

またファイヤーブロックスは昨年7月、フランス・パリに拠点を置く欧州のメガバンクBNPバリパの子会社BNPバリパ証券サービス(BNP Paribas Securities Services)とも提携している。

昨年4月には米ナスダック上場の金融サービスプロバイダーFIS(Fidelity National Information Services)と提携していた。

またHSBCの香港支店であるHSBC香港は6月、香港ユーザーにビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の上場投資信託(ETF)を提供開始している。

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参考:コインデスク
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Moussa81

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/338533