暗号資産取引インフラのパクソス、カナダでのサービス終了へ

カナダの暗号資産規制強化を受けサービス終了へ

暗号資産(仮想通貨)関連サービス提供のパクソス(Paxos)が、カナダでのサービスを終了することを4月12日発表した。

発表によれば、パクソスのカナダユーザーアカウントは、5月9日をもって自動的に閉鎖されるとのこと。6月2日以降は資金の引き出しのみがサポートされ、取引はできなくなる。またパクソスは、できるだけ早くすべての残高を引き出すよう促している。

なお、今回パクソスがカナダでのサービスを終了するに至ったのは、同国の暗号資産に関する規制上の理由によるもののようだ。

パクソスはカナダユーザー受け入れの再開について、「オンタリオ州証券委員会(OSC)の協力のもと、将来的にカナダ市場への再参入の準備状況を、引き続き評価する」と述べている。

dydxもカナダより撤退

分散型取引所(DEX)のdYdX(ディーワイディーエックス)も、カナダでのサービスを終了することを4月7日発表したばかりだ。

dYdXカナダユーザーは、14日17:00(UTC)まで取引可能だが、それ以降は資金の引き出しのみがサポートされる。

なおdydxのカナダ撤退理由も、カナダの暗号資産に関する規制によるものであった。

関連ニュース

  • 分散型取引所「dYdX」、カナダでのサービス終了へ
  • 米クラーケンが事前登録書類PRUを提出、カナダの峻厳な規則準拠へ
  • 米SECがバイナンス「BUSD」発行パクソス提訴か、投資家保護法違反で=報道
  • パクソスとステートストリートが提携、株式決済インフラ試験統合
  • パクソスがBUSDの有価証券性を断固否定、新規発行は停止へ

参考:パクソス
デザイン:一本寿和
images:iStock/Abscent84・Simon-Lehmann

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/308986