ユニスワップV3で温度感チェックが開始
大手DEX(分散型取引所)ユニスワップ V3(Uniswap V3)が、同プロトコルを「ファイルコインバーチャルマシン(FVM:Filecoin Virtual Machine)」上にリリースすることに対する温度感チェックを6月13日に開始した。
この温度感チェックは、ガバナンス投票と同じ形式で6月18日まで行われる予定。記事執筆時点(6月14日14:00)では99パーセント以上が賛成票に投じられている。
なお今回の投票は「FVM」上にローンチすることを決定するものではなく、可決したのちに最終投票が実施される予定だ。
「FVM」は、分散型ファイルストレージ「ファイルコイン(Filecoin)」に搭載されているイーサリアムバーチャルマシン(EVM:Ethereum Virtual Machine)互換の仮想マシンである。ファイルコインのネットワークに「EVM」互換のスマートコントラクトを導入するために2023年3月にローンチされた。これによりファイルコインはNFTのデータ保存にスマートコントラクトを利用できるようになっている。
なお「FVM」は「EVM」に互換性を持つため、ファイルコイン上のアプリケーションの開発にはハードハット(Hardhat)やトリュフ(Truffle)といった既存の使い慣れた開発ツールが使用できる。
ユニスワップは現在多くのブロックチェーンに対応する動きを強めており、5月にはポルカドット(Polkadot)のパラチェーン「ムーンビーム(moonbeam)」、4月にはイーサL2「ポリゴンzkEVM(Polygon zkEVM)」上にプロトコルを展開することがガバナンスで可決している。
なおユニスワップV3は現在、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、オプティミズム(Optimism)、アービトラム(Arbitrum)、セロ(Celo)、BNBチェーン(BNB Chain)の6つのブロックチェーンで利用可能となっている。
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/319454