Google for Startups Cloud Programにweb3追加
Google Cloud(グーグルクラウド)提供のスタートアッププログラム「Google for Startupsクラウドプログラム(Google for Startups Cloud Program)」に、web3スタートアップ向けのプログラムが追加されたことが4月26日発表された。
「Google for Startupsクラウドプログラム」は、グーグルクラウドがビジネスの立ち上げから成功・成長までを支援するスタートアッププログラム。資金調達を行っていないプレシードスタートアップ向けプログラムと、既に出資を受けているシリーズAまでのスタートアップ向けプログラムの2つが用意されている。
新たに追加されたweb3スタートアップ向けのプログラムでは、web3に関連したプロジェクトおよびスタートアップ企業が分散型アプリ(dApp)やweb3ツール構築に集中できるようにする為、グーグルクラウド提供のアプリ構築プラットフォーム「フルマネージド」及び「サーバーレス」などをはじめとしたリソースが無償で提供されるという。
またプログラムに参加するweb3プロジェクトおよびスタートアップには「Google for Startupsクラウドプログラム」で提供されている資金サポートや、グーグルクラウドのカスタマーケア、新規登録でグーグルワークスペースのビジネスプラスを12ヶ月間無料で利用できる特典なども用意されているとのこと。
またweb3スタートアップ向けプログラム専用の特典としては、一般公開される前の新しいグーグルクラウドweb3(Google Cloud web3)プロダクトへの早期アクセスや、web3及び最新のグーグルクラウドテクノロジーに焦点を当てたハンズオン学習ラボへの無料アクセスが用意されているという。
さらにweb3スタートアッププログラムの参加者が知識の共有をできるようする為、グーグルクラウドのweb3プロダクトチームとエンジニアリングチームが参加するディスコード(Discord)チャンネルも開設されているとのことだ。
またweb3スタートアッププログラムの参加者は、アプトス(Aptos)やセロ(Celo)、フロー(Flow)、ヘデラ(HBAR)財団、ニアプロトコル(NEAR Protocol)、ソラナ(Solana)財団ら、それぞれからの助成金を100万ドルまで利用できるとのこと。
さらにポリゴンベンチャーズエコシステムファンド(Polygon Ventures Ecosystem Fund)やベースエコシステムファンド(Base Ecosystem Fund)、ナンセン(Nansen)、アルケミー(Alchemy)、サードウェブ(thirdweb)らも、プログラムに参加するweb3スタートアップ向けに支援協力するとのことだ。
グーグルクラウドは今年2月、Tezos(テゾス)ブロックチェーン上でweb3アプリケーションの開発を加速させる為にテゾスと提携し、テゾスの公式ベーカーになることを、テゾス財団が発表している。またその他にも昨年10月には、ニアプロトコル(NEAR Protocol)とのパートナーシップ契約をグーグルクラウドは締結している。
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参考:Google Cloud
images:iStocks/JHVEPhoto
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/310969