クラーケンが欧州展開を進める
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、アイルランドでの「電子マネー機関(EMI)」認可とスペインでの「暗号資産サービスプロバイダー(VASP)」登録を9月26日に発表した。
なおクラーケンは今年4月、アイルランドの子会社であるペイワード・ユーロ・ソリューションズ(Payward Europe Solutions Limited)が、VASPとしてアイルランド中央銀行(CBI)に登録が完了したことを発表していた。
今回のアイルランドでの「EMI」認可によりクラーケンは、欧州の銀行と提携してユーロ(EUR)による法定通貨に関するサービスの提供拡大が可能になったとのこと。
これにより同社にとって重要な成長地域となる欧州連合(EU)加盟27か国および欧州経済領域(EEA)諸国の居住者が顧客対象となるとのことだ。
またスペインでのVASP登録によりクラーケンは、スペイン居住者に対して暗号資産の交換およびカストディウォレットのサービスが提供できるようになったとのことだ。
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参考:クラーケン
デザイン:一本寿和
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/341445