ソトコトがFiNANCiEでトークン発行
トークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、ソトコト・ネットワークによる「ソトコトDAO」の始動と、同プロジェクトのトークン新規発行および販売開始を5月26日発表した。
ソトコト・ネットワークは「社会や環境がよくなって、そしておもしろい」をテーマとした雑誌「ソトコト」の発行・運営を行う企業。1999年の創刊以来、これまで「地方創生」や「関係人口」、「サスティナブル」、「ウェルビーイング」など社会をリードする様々なキーワードを特集・発信してきた。
今回ソトコト・ネットワークは「FiNANCiE」を活用して、個人間・地域間での交流やコ・クリーション(共創)を促すコミュニティ醸成や、メディアならではのコンテンツ企画・タッチポイント設計を通じて、web3体験としても親しみやすいプロジェクトづくりに取り組むとしている。
そしてソトコト・ネットワークは「ウェルビーイングな未来をつくる」をスローガンに、あたらしい関係人口創出にチャレンジする「ソトコトDAO」を始動し、「FiNANCiE」上でトークンを発行するとのことだ。
なお「ソトコトDAO」では「FiNANCiE」の投票機能や抽選機能、トークン保有者限定チャンネルを活用し、「ソーシャルグッド」な取り組みとして企画や新プロジェクトの立ち上げプロセスをコミュニティ内外に発信していくという。
「FiNANCiE」における「ソトコトDAO」の第1弾プロジェクトとしては、「よい本との出会い」をテーマにしたコミュニティ主導のみんなの書店「ソトコト書店(仮)」を企画・立ち上げすることが発表されている。
また順次展開予定のプロジェクトでは、「東京の有名カフェとタッグを組んで、地方創生の新名所をつくるプロジェクト」、「かわいい某キャラクターとタッグを組んで、地域活性化コンテンツ、プロダクトをつくるプロジェクト」、「著名人とのコラボレーションによる商品開発プロジェクト」、「地域の醸造家とサスティナブルなお酒をつくるプロジェクト」、「日本の各地域のおいしい海産物を取りそろえるミシュラン寿司店とコラボするプロジェクト」も挙げられている。
なおトークンの初回販売は、5月26日10:00から開始しており7月31日20:00まで実施される予定だ。
「ソトコトDAO」によるトークン販売メニューは「ソトコトDAO参加コース」、「ソトコト記事(NFT化)パッケージ①」、「ソトコト記事(NFT化)パッケージ②」、「ソトコト記事(NFT化)パッケージ③」、「ソトコト記事(NFT化)パッケージ④」の5つが用意されている。
「トークン獲得コース」は5,000ptを1口として、1人100口まで購入可能となっている。「ソトコトDAO参加コース」は500,000pt、「ソトコト記事(NFT化)パッケージ①」は1,000,000pt、「ソトコト記事(NFT化)パッケージ②」は2,000,000pt、「ソトコト記事(NFT化)パッケージ③」は4,000,000pt、「ソトコト記事(NFT化)パッケージ④」は6,000,000ptとなっている。
「ソトコトDAO参加コース」購入者には5,000pt相当のトークン(×口数)付与に加え、トークン購入特典として初期サポーターの証となるNFT「関係人口NFT(仮)」が付与される。なお「関係人口NFT(仮)」は「ソトコトDAO参加コース」を1口購入で1種受け取ることができ、購入口数に応じて最大で4種類受け取ることが可能となっている。
また「関係人口NFT(仮)」保有者には、保有特典として「保有者限定チャンネルへのアクセス権」や「投票企画・抽選応募への参加権」、「保有者限定コンテンツへのアクセス権」、「関連プロジェクトの優先案内など」、「ソトコト書店割引購入権」が提供される予定だという。
そして「ソトコト記事(NFT化)パッケージ」①・②・③・④購入者については、50,000pt相当のトークン付与に加え、トークン購入特典として「保有者限定チャンネルへのアクセス権」や「投票企画・抽選応募への参加権」、「関連プロジェクトの優先案内など」が付与されるとのこと。
また「ソトコト記事(NFT化)パッケージ」購入者には、『ソトコトオンライン』に取材・記事制作・外部拡散をワンストップで依頼できる権利がパッケージ販売されるという。さらに完成した記事コンテンツはNFTとして読者に発信できるとのことだ。
なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。またソトコト・ネットワーク発行のトークンおよび「FiNANCiE」で発行されているコミュニティトークンについては、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。
「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、株式会社ソトコト・ネットワーク代表取締役の小野田隼人氏より以下のコメントを得た。
プロジェクト単位の投票に限らず、経営全般をDAOで行う書店は世界で初めてかもしれません。今回は書店の権限を会社からDAOへ移譲しましたが、他にもDAOのメンバーと共に挑戦したい第2弾、第3弾の企画が待っております。FiNANCiEのプラットフォームを利用しながら、ワクワクできるようなイベントを放出していきますので、一緒に楽しみましょう!
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/316110