SBI VCトレードとオアシスが提携
国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードが、ゲーム特化型ブロックチェーンOasys(オアシス)との提携を3月24日発表した。
これにより、オアシスが発行するトークン「オアシス(OAS)」とオアシスネットワークの国内普及に向けた取り組みを行っていくとのこと。
発表によるとこの取り組みでは、SBI VCトレードでの「OAS」取り扱いを進める他、SBI VCトレード提供の「SBI Web3ウォレット」をオアシスネットワークに対応する予定があるとのこと。
同ウォレットは、ユーザーの暗号資産と日本円の交換を自動で実施することで、ブロックチェーンゲーム内におけるアイテムNFTを日本円だけで取引しているようなUXが実現可能である。
SBI VCトレードによると「SBI Web3ウォレット」がオアシスネットワークに対応することにより、ゲームユーザーがゲーム内のアイテムNFTの購入などにあたって暗号資産を都度購入する必要がなくなるなど、ブロックチェーンゲームをプレイする際のトークン購入からNFT売買までのハードルが下がり、プレイヤー層の拡大に繋がると考えているとのことだ。
またOAS取り扱いやウォレット対応の他、SBINFT提供のNFTマーケットプレイス「SBINFT Market」でのオアシスネットワーク対応、SBIグループの国際的マーケットメイカーであるB2C2での流動性提供など、SBIグループ各社との連携なども推進していくとのことだ。
SBI VCトレードの常務取締役である近藤智彦氏はリリースにて
「今回Oasys様との業務提携により、国内唯一のオンチェーンNFT取引が可能なカストディアルウォレットである『SBI Web3ウォレット』の活用が、Oasys様が目指すブロックチェーンゲームのマスアダプションに貢献できるものと確信しております。Oasysネットワークの参画企業様とも連携し、ブロックチェーンゲームの利用者拡大を通じてGameFi、ひいてはWeb3の発展に寄与してまいります」
とコメントしている。
オアシスは「Blockchain for The Games」をコンセプトに開発された独自のゲーム特化ブロックチェーンだ。
オアシスは昨年12月12日にメインネットのローンチプロセスが完了し、ネイティブトークン「OAS」が同日中にOKX、Kucoin、Bybit、Gate、Huobiといった海外取引所に上場した。
国内においてはビットバンク(bitbank)への国内初の上場決定が1月31日に発表されている。ビットバンクからの発表によると、「OAS」取扱いの日時等、詳細については確定し次第、アナウンスされるとのことだ。
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参考:SBI
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ihor-Tsyvinskyi・Lidiia-Moor
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/305140