今後も利用拡大を予定
金融大手JPモルガン(JPMorgan)の開発・運用する独自通貨「JPMコイン(JPM Coin)」が、毎日10億ドル(約1,502億円)相当の取引を処理しているという。ブルームバーグが10月26日報じた。
JPモルガンのペイメント・グローバル責任者であるタキス・ゲオルガコプロス(Takis Georgakopoulos)氏はブルームバーグTVのインタビューにて、今後も「JPMコイン」の利用拡大させる予定だと明かしている。
「JPMコイン」はJPモルガンのブロックチェーンプラットフォームである「オニキス(Onyx)」の「Coin Systems(コインシステム)」の一部で、2019年立ち上げの企業間決済に特化したデジタル通貨だ。
「JPMコイン」により大手多国籍企業などのホールセール(金融機関などの大口業務)顧客は、世界中のJPモルガンの様々な口座間でドルやユーロの送金実施や、ブロックチェーンを使って同行の他の顧客に支払いが行える。また「JPMコイン」での決済は、常時稼働しており、迅速な支払いが可能であるという。
なお「オニキス(Onyx)」はJPモルガンが2020年に設立した銀行主導型ブロックチェーン・プラットフォームだ。
関連ニュース
- JPMorganが独自通貨「JPM Coin」と新規プロジェクト「OnYX」の稼働を発表
- JPモルガン、インドの銀行とブロックチェーンの試験運用を開始=報道
- JPモルガンが法人向けにブロックチェーン活用のユーロ建て決済開始、JPMコインで
- JPモルガンがブロックチェーン人材の採用を加速
- 米ファースト銀破綻しJPモルガンが買収、大手銀がより強くなることは正しいか?
参考:ブルームバーグ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Who_I_am・LewisTsePuiLung
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/348661